女性の立場から見た社会問題への意識について

女装子として生活してきて、ひとつ整理できないことがあるので、みなさまの意見を聞かせていただければと思い、投稿しました。

コスメを研究し、どんどんきれいになっていくことが大事なことはいまさら言うまでもありませんが、コスメを生かした女性の魅力というのは、コスメやお洋服といったおしゃれというものとその人がもともと持っている人柄や社会性と結びついてはじめて意味のあるものだと由妃は考えてきました。

女性の人柄については、とくに人のために涙するような時などに、尊敬の念を感じてきました。
一方、女装子同志で話をしていつも思うのですが、あたしたちの間では、とくにバーなどで、政治問題、経済問題をはじめとした社会全般のことに関して、熱心にはなしこんだりもしています。

その内容は、原発問題、政治問題、税金問題、外交問題、安全保障の問題などとても幅広く話し込んだりしています。右よりの人と左よりの人が同席したら激しい議論の応酬になることも珍しくありません。

その結果、せっかく女装子になって、2時間もメイクしてかわいくなったのに、女性っぽくなくなってしまうような感じになって、なんとなく悲しくなることもあります。

しかし、よく考えてみると、日本の国の未来を心配していろいろ話をすることそれ自体は、男性であれ、女性であれ、とても大事なことだとも思います。

それなのに、女性同士の間では、このような話題で話し込んだりすることがあまり見られないのは、女性の世界観がまだまだ成熟していないという見方もできるようにも思えます。

このあいだも沖縄で少女が暴行される事件が起こりましたが、大阪ではあまり話題にならなかったようにも思います。

こういった状況のなかで、おしゃれの世界の話題とハードな話題の中で、どのようなバランスをとって、自分のイメージをつくっていけばいいのか、わからなくなってきました。一歩間違えると、60年代70年代のフェミニストっぽいオーラがでて、きついイメージができあがるのもいやだからです。

みなさまの意見を気軽に聞かせていただければ、ありがたいです。

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2012/11/16 15:03

男女間の議論について
こんにちは、由妃さん。
既に「女性同士でも社会問題に関心がある人同士ならTPOに配慮したうえで
議論は発生する」という点については多く回答が出ています。
そこで、私は、「ではなぜそれが男性に伝わらないのか?=男女間で議論が
発生しづらいのはなぜか?」
という点について補足します。

前提として、私は専門の関係上男性と議論する機会が非常に多い研究者の卵です。
由妃さんが女性に対し「世界観が成熟していないから社会問題に興味がない
のではないか?」と感じられるように、女性も男性に対して議論ができない、
と感じる理由がいくつかあります。

ひとつめは、(既に言及があるように)男性の社会意識が過分に理想主義的
である、と言うことです。
女性は家計を預かる(ことが多い)関係上、より実生活に即した、子育て、防犯、
教育といったテーマに関心を持つことが多いです。
一方男性は天下国家を語ることを好む方も多いでしょう、「じゃあそれ財源は?」とか

「既に失敗例があるんだけど、それはどう分析する?」と聞いた場合、覿面に
固まる人、多いです。

さらに言うなら、NPOや社会活動(デモ隊みたいに叫んでるだけじゃなく、地域の
清掃や老人の見守り活動など、「実際に」活動している人)は圧倒的に女性が
多いという事実もあります。
男は仕事がある?定年後の男性もそういう活動する人少ないですよ。
社会やコミュニティに対して「実際に」奉仕することで自己実現を感じるタイプは
女性が多いのです、それが女性の社会意識・世界観なんじゃないかしら。
(もちろん個人差はありますよ!)

ふたつめは、由妃さんがそうであるように、男性は「女は社会問題に興味がない
(そうであってほしい)」、「女は男に議論で勝てない(勝たないでほしい)」と
考えている人が、まだまだ多いということです。
これは私にとってシリアスな問題です。そういう考え方の男性に議論を吹っかけて
しまったが最後、とんでもなく面倒なことになります。
とんでも…なく…(過去の失敗を思いだす)

アカハラパワハラという言葉ができて少しはましになったかもしれませんが、
下手に教授に議論を吹っかけたせいで、決まっていた留学の話にハンコを
押してもらえず、卒業もさせてもらえず、人生ごと歪みました。なんて話、
まだまだ聞きます。そういう人の前では、「わたしなぁんもわかりませーん」って
顔してる方がお利口です。
社会人の方にも、そういう処世術をされている女性はきっとおられるんじゃないか
と思います。
サバイバル!

みっつめは、もっと物理的な話です。議論が白熱した結果、男性に大声を
出されるとすごく怖い。
男の人に怒鳴られるって怖いんです。イメージしづらいようなら、身長200cmの
外人さんと議論して興奮して大声を出されたら…と想像してみてください。
自分より体格のいい相手に大声を出されると怖い、だから対立自体を避けるんです。

そんなわけで、私が男性と議論をする場合は、議論の場として設定されており、
相手が研究者として良識があり、興奮したからと言って大声を出さない、と
わかっている時だけです。
しかも、議論が終わった後愛想よく世間話を振って、「私は学術的には貴方と
対立したけど、貴方自体を攻撃したつもりはないですよ!仲良くしてくださいね!」
とフォローを入れます。
必死です、人生かかってますから。

で、えっと…美の話でしたね。
女性研究者は美容に気を使う人と、全てを諦めた人とに分かれます。
前者は、議論するうえで美が盾になる(武器じゃなく。美人を怒鳴りつける男性は
少ないので)と考えてるタイプ、後者はもう何もかもが面倒になっているタイプですね。
どっちも未婚者が多いのは何というか…うん。男社会しんどいものね。

私は、出来れば美しく、優しく、かつ、論理的でありたいなーって思っています。
興奮しない、大声を出さない、批判している相手に対しても、そうなってしまった
原因に共感を持ちつつどうすれば無理なく良い方向に向かえるかを一緒に考える
姿勢でいる。
論理的であることと共感を持ち優しくあることは両立すると思うし、何かを
ばっさりと切り捨てるような(ともすれば男性的な)やり方は、多様化した社会では
受け入れられない。

女性的でありながらきちんと議論できる人間である、なかなか難しい目標だとは
思いますが、男の人の困ったところを柔らかく許容しつつ、美しくありたいですね。



…あ、もちろん上記に当てはまらない素敵な男性もたくさんいますよ、
大体彼女持ちですが。あはは。

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