フォーマルには口紅で。
着物にハマって2年半、普段着の着物からフォーマルの着物まであわせて20枚弱の着物を持っています。
1年後の成人式に向けて、色々と学んだ結果をお伝えします。

お雛様を思い浮かべてください。
お雛様の顔は、白、黒、赤で構成されていますよね？
このように、着物のときは基本、肌色、黒、赤で、ラインを意識したメイクがぴったりです。

着物にもカジュアルからフォーマルまでありますから、カジュアルな着物には(際たるものが浴衣ですが、浴衣にはナチュラルメイクで艶肌にグロスなど)お好きにメイクされるのがよろしいかと思いますが、成人式に着るのは振袖です。

振袖は未婚女性の第一礼装ですので、とてもフォーマルな装いとなります。

従って、メイクもフォーマル仕様が求められます。
肌はマット～セミマット、
眉はなだらかで長めにとり、
アイラインも目尻長め、アイシャドウはほんのりと。
口紅で口元にポイントをもってくるのがフォーマルな着物に似つかわしいメイクです。
面を意識し凹凸をつくることよりも、きっちり線をとることを意識してください。

振袖が華やかならメイクも「盛」ったほうがいいですし、落ち着いた振袖なら上品さを感じさせるメイクがいいと思います。

唇に過剰なツヤは違和感がありますので、グロスはおすすめ出来ません。
保湿力の高いリップクリームで保湿してあげてください。

アイシャドウの色ですが、赤や紫と一口に言っても、色は鮮やかさ、明るさ、青っぽいか黄色っぽいかで違ってきます。
青っぽい色なら青っぽい色が、黄色っぽい色なら黄色っぽい色が合います。
この青っぽい色か黄色っぽい色かというのを、ブルーアンダートーン、イエローアンダートーンと言いますが、振袖の赤はブルーアンダートーンでしょうか、イエローアンダートーンでしょうか。
振袖のアンダートーンにあわせて、ブルーアンダートーンの赤い着物ならブルーアンダートーンの口紅とアイシャドウがあいます。イエローアンダートーンの赤い着物ならイエローアンダートーンの口紅とアイシャドウがあいます。

なんにせよ、アイシャドウはニュアンス程度が良いと思うので、アイシャドウの色を主張させることをあまり考えずに、メイクと着物の色にまとまりがあるかを気にするくらいでいいと思います。