感謝の気持ち
先日法事でお坊さんのお話を聞きました。

仏教には２つの柱があって
命を殺してはいけない
嘘をついてはいけない
というのがあるらしいです。

でも命を殺してはいけないというのは
人間が生きる上では難しいこと。

人間は肉や魚も食べれば、野菜だって食べる。
野菜だって生きているのです。

お坊さんは春に機械で畑を耕していると冬眠していた蛙を殺してしまうので
職業柄その都度手を合わせながらふとそんなことを考えて悩んだそうです。
どうしたらいいんだろうと。

いきついたのは感謝の気持ちを忘れないことだそうです。
そうしないといけない以上はせめて感謝しようと。
確かにそうですよね。
子供もいたので「いただきますをちゃんと言いましょう」って話しに結びついて話は終わったのですが
この話題を見てこの思い出がふと蘇りました。

動物の犠牲の上になりたっている勝手な私たちのための安全
それが必要なもので続くかぎり
それこそその製品のために犠牲になった動物たちに
「感謝」の気持ちを忘れちゃいけないですよね。

確かに動物実験を考えると辛いです。
動物大好きですし。
なくても安全なものができるならそうしてほしいです。
しかし完全に０にすることはできないですよね。

他の方の回答通り、確かに動物実験をしなくて良い製品の殆どは
動物実験があった製品の上になりたってますものね。
でも、動物実験をしていない製品はこわいという思いも私はないです。
日本の基準にも沿ってつくられてるでしょうし。
人間様のための過剰なまでの安全確認はなくして必要最低限にしてほしいというのは私も切に願います。

確かに大々的に不買運動を呼びかけるとまでなると「…」と何とも言えない気持ちになりますが
動物が可哀想だから動物実験はやだと思う人の気持ちを「偽善」だとも思ってほしくないです。
自分のためにやってる善行じゃないですし
食肉や薬の実験なども考えない安易な気持ちだとしてもその人の純粋な優しさではないかと思います。

答えはないかと思います
いつか化粧品の動物実験が行われなくても安全なものができる手段が見つかるのならそれもまたベストです。
そんな日がくるまではせめて感謝の気持ちを持って製品をつかっていきたいですね。