洗浄力は左に行くほど高いです
固形洗剤＞粉末洗剤＞液体、ジェル洗剤（弱アルカリ＞中性）
固形、粉末洗剤は弱アルカリ性
液体やジェル洗剤は弱アルカリ性、中性、酸性
漂白剤入りの洗剤は酸性で色素等のシミが落としやすい

以下のランキングでも上位5位は全て粉末洗剤です
1番汚れが落ちる洗濯洗剤は？本格検証で注目の洗浄力ランキング
https://matome.naver.jp/odai/2139331443597366301

私の母も液体より粉末の方が良く落ちると言っています

メリットデメリット
・固形石鹸-泥汚れや襟元の汚れ向き。
カレーなど食べ物汚れに向かない揉んだり叩いたりするので衣類が傷む
・粉末洗剤-液体洗剤より価格が安い、洗浄力が高い。湿気があると固まる
洗剤が溶け残ることがある、色落ちしやすい、衣類が傷みやすい
（洗い上がりがゴワゴワする）
・液体洗剤-水に溶けやすい、柔軟剤が要らないものが多い
粉末に比べて洗浄力が低い、価格が高い

エマールやアクロンなどに含まれる洗浄成分（非イオン系）は
油性の汚れは良く落ちますがタンパク質や水性の汚れは落としにくいです
繊維が傷みにくいのでおしゃれ着洗い用に使用されています
他の液体に比べると単価が高い傾向にあります


セスキ炭酸ソーダは
重曹（炭酸水素ナトリウム）と炭酸ナトリウムの混合物です
他の洗剤の様に界面活性剤は入っていません
皮脂、タンパク質汚れを繊維から浮かせたり
溶かしたりしますが洗浄力はありません
口や目に入ると危険で
色のついた油脂（機械油や口紅、グリセリン系） は落ちません

蛍光増白剤（蛍光剤、蛍光剤漂白剤）は
色素や汚れそのものを落とす作用はありません
綿、麻、レーヨンなどの白い衣料には
見た目の白さを増すために蛍光増白剤が使われていて
これは洗濯のたびに落ちていきます
洗濯洗剤に蛍光増白剤を配合しているのは
洗濯で落ちてしまう蛍光増白剤を補うためのものです

漂白剤（酸素系、塩素系）は汚れやシミなどの「色素」を
分解して繊維から取り除きます
色素でないものは落ちません

泥汚れは衣類の繊維に砂や泥の粒子が入り込んだ状態です
砂や泥は水には溶けないので、揉んだり、ブラシでこすって
物理的に繊維の間から粒子を落とす必要があります
ただユニフォームや靴下などは汗や皮脂と混ざっているので
洗剤を付けると落としやすくなるのでしょう

ウルトラアタックネオの「もみ洗いなしで真っ白」と説明しているのは
エリ・ソデの汚れについてです
エリやソデに付くのは主に皮脂、汗、垢です
これらはアルカリ性の洗浄成分で落ちます

コンパクトや濃縮タイプは洗浄力が高いわけではありません
最終的な界面活性剤の濃度は濃縮タイプでないものと大して変わりません
置き場所を取らないという意味では使い勝手は良いでしょうね
例えばボールド（液体）の界面活性剤は20%　水30Lに対し25ml使用→5ml
スーパーナノックスの界面活性剤は54%で　水30Lに対し10ml使用→5.4ml

エマール・アクロンは
各サイトでは静電気の発生を防ぎたい時 は柔軟剤を使うように
との説明があります
多少は静電気を防ぐ作用はありますが柔軟剤には劣ります
帯電体質 や衣類の素材の組み合わせによっても
静電気は発生しやすくなります

毛玉はいくら衣類が傷まない洗剤を使っていても
着ている時にこすれる部分は必ずできるので
毛玉を避けることはできません
（歩くたびに腕や脇がこすれる、バッグが衣類にあたる、机や椅子に腕や背中があたる等）