とりあえづお読みください
十代の方や下手をすると小中学生の方をターゲットにした化粧品が盛んに開発、販売されていますが、成人として実に恥づべき行為です。一度小学生向けのメイクアップ化粧品の成分を調べたことがありますが、大人が使うものと変わりませんでした。パッケージと価格帯と売り場が違うだけなのです。

ああいう魅力的な商品が手の届くところで販売されていれば、お子さん方が使いたくなるのはあたりまえ。けれど化粧品は基本的に毒です。特にメイクアップ製品は、全て毒です。クレンジングだってそれなりに危ないものが多いです。
ある程度の年齢になれば、毒であることを承知で自分の皮膚にそれらを日常使いもします。時にはそれが原因で皮膚炎になったり、眼に炎症を起こしたりもします。シミやシワを余分に作ることもあります。成人女性たちは、わたしも含め、それを承知の上で化粧品を使うのです。不完全ながら成分表示がされているのは、買う側がせめて防衛するためです。
危険性と利益とを秤にかけて、その上で使うものが化粧品、特に近年流行りの「眼力メイク」は粘膜に薬品を塗るわけで、ある程度の年齢のひとならば危険を承知で行うようなのですが、それを十代の方がなさるのはどうでしょう。
大人が利益のために小中学生をターゲットに魅力的な危険なものを多数販売しているのは、子供さんのせいではありません。ですが、いまのあなたがたは現にそういう時代に生きている。悪い大人に食い物にされることはありません。ご自分の身を大事になさって、賢く立ち向かってください。
皮膚もまだ柔らかい、ダメージを受けやすいお年頃です。日焼け止めなど、どうしても使わなくてはならないものも、気候や体質によってはあると思いますが、よく考えた上で、良いやり方を見つけてください。