きらめく思い
氷の表面に風景が映って、鏡のように見える様子を氷面鏡といいます。
この言葉は、中世の歌人の造語なのだそうです。
万葉集に出てくる「紐鏡」
これは、紐をつけるようになっていて、儀式などに使う鏡のことでした。
「紐」も「氷」も、解く、つまり、とけるものですね。
どちらも、「とく」を導く言葉として使われていたので、そこから生まれた
ともいわれています。
ますます、ロマンティックな言葉に生まれ変わりましたね。
「とく」は帯を解くにも通じて、とても意味深なのです。
もちろん、氷がとけて春になる、心がとけて親しくなる・・・・・。
氷面鏡に映った美しい情景に、さまざまな思いがきらめいています。
~「美人の日本語」より抜粋~
この本は4月1日から3月31日まで1年、日付ごとに日本の昔からある言葉が
書き連ねてあります。
この本にある日本語を見ていると、日本人なのに知らない言葉がたくさんあること
に気づかされ、また、その言葉の響きの美しさや意味にハッとさせられるのです。
自分の誕生日の言葉を見た時に、それは知らない言葉で「なんてきれいな言葉なん
だろう」と思ったものです。
本日2月12日の美人の日本語は『氷面鏡』
この日生まれの私にぴったりの言葉であると思います。
「雪女」「トゥーランドット」などに代表される冷たい女の私には「氷」という
言葉がピタリと当てはまります(笑)
でもね、
氷のように冷たくとっつきにくそうに見えるけど、その氷のバリアを溶かして
くれたら、春のように温かい心で迎え入れてくれる。
氷のような女でも、氷を溶かしてくれれば、中身は温かいのですよ、本当はね
(自分で言うなよ)
「美人の日本語」は私とranmaru様の交流のきっかけになった、とても思い入れ
のある本。
この本の記事を書いた時にメールをいただき、そこから親しくさせていただいて
おります。
誕生日によせて
産んでくれた実母へ「産んでくれてありがとう」と、北の国に住む心の母ranmaru様
へ「いつも気にかけてくれてありがとう」
二人の母へ感謝の気持ちをこめて・・・。
(※一部画像はお借りしました。)