
外出先で乗ったバスの中、小さなシールに気がついた。
“ 最前列、お子様の優先座席 ”
子供のころ、最前列の左側の座席は、私にとって特等席だった。
座るだけで、うきうき、わくわく。
この席から見る街の風景は、自転車や車から眺めるそれとは違い、
自分の住んでいる町が、とびきりステキに感じたことを思い出す。
大人になって、この特等席に座ることはなくなったけど、
“自分だけの特等席”を探すようになった。
見つかったようで、未だ探している気がするのは、何故だろう。
“自分だけの特等席”を探すのって、
“運命のひと”探しに似ている気がするのは、私だけ?
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