こんにゃくで肌バリア機能アップができるという素敵なお話

日頃から美容の中でも「インナービューティー」が大好きなので・・・

日頃から、食べ物で美しくなることを最優先において、足りない部分をサプリメントやハーブティーなどで補うように、してます。

なので、極端にダイエット効果のある、サプリメントやダイエットティーを飲むよりは
なるべくお野菜を食べることで、デトックスを心がけているのですが
そうは言っても、都心で生活をしている身としては、お野菜の値段の高さに日々直面している訳です。

そこで役立っているのが、こんにゃくです。普通の板こんにゃくを煮物に入れたり、田楽を作ったり、刺身こんにゃくを食べたり、時々こんにゃくゼリーを食べたりと色々な形で、こんにゃくを取り入れています。

そんな形で、繊維質の補給のために、役立っているこんにゃくですが、今回、レポートするのは、美肌効果の側面からのお話なんです。

先日は「肌バリア機能の重要性と”こんにゃくセラミド”の経口摂取の可能性」というセミナーに伺ってきました。

まず着席するとテーブルには、下の写真のようなこんにゃくが入った特別メニューが用意されていました。

さっぱりとしたこんにゃくスムージーを始め、こんにゃくメンチカツや焼き菓子は
ギルトフリーで嬉しいです。

そして本題のセミナーですが、最初の登壇者は北海道大学　名誉教授と北海道大学大学院先端生命科学研究院の客員教授の五十嵐靖之教授でした。

実は、セミナーのタイトルにもある「セラミド」は、最近個人的に一番気になっていた、テーマだったので、ワクワクしながら、お話を伺いました。
私が「セラミド」を気にするようになったきっかけは
とある、オーガニックコスメ専門店のオープニングレセプションで、お話した、メイクアップアーティストの方から、「あなたの肌、綺麗だけど、セラミドが不足しているみたい」と言われたからなんです。つまり乾燥肌に傾いているのでは？という警笛を鳴らして頂いたのです。

セラミドといえば、お肌の表皮の一番上の「角質層」における重要成分で
セラミドが不足すると、角質層の主要な機能である、お肌の水分を保持し、お肌を外的から守る、バリア機能が失われてしまうんです。
つまり、セラミドは美肌にとって、重要な存在なのです。

そんなセラミドは、体内のセラミド合成酵素の働きによって作られるのですが
今回の五十嵐先生からの発表では
セラミドと非常によく似た、化学構造をもつ（いわゆる化学式がすごく似ているということ）
スフィンゴシン１リン酸という、こんにゃくなどに含まれる成分を
経口摂取することで、皮膚バリア機能が改善するということが、研究結果で判明したのことでした。他にも、抗炎症、抗腫瘍、抗菌、免疫賦活、抗肥満などの嬉しい効果が判明しているのだそうです。

機能性食品は、さいきん色々出ていますが、今回のセミナーのように
実際にマウスに与えた結果、美肌効果があるというデータをしっかりみることができると
期待感がかなり高まりますね。

二番目の登壇者は
銀座ケイスキンクリニック院長の
慶田朋子先生で
「肌のバリア機能の重要性とセラミドの可能性」というテーマでお話頂きました。

肌がなんとなく不調であると感じている人が若い世代も含めて増えているとのお話で
その原因は

栄養不足
睡眠不足
ストレスや運動不足

だそうです。

睡眠不足は、日本人全体に現れている傾向とのことで、日本は世界レベルで睡眠不足な国だそうです。

そして栄養不足とストレスや運動不足も
解消しようと思っても解消がしづらかったりするので、肌を不調から守るには、セラミドを補って、肌の角質層のバリア機能を高めてあげることが有効とのことです。

また加齢によってもセラミド合成酵素の働きは低下するそうなので、これからはこんにゃくの成分をサプリメントや食事から積極的に摂って、セラミドを補う必要があるの思いました。

こんにゃくの美肌効果を利用したい場合には、なるべく蒟蒻芋の素材がそのまま全部入っていそうなタイプの、手作りこんにゃくっぽい感じのものを選ぶと良いそうです。