
ここ数か月のこと。昔のこと。
2019/9/24 16:16
改めてブログを見たら最後の更新が4月12日で、もう半年近く前のことでした。
フォロワーの皆さまにはご心配をおかけしてすみません。
実は最後の記事のあと、アットコスメブログの編集部の方とご相談させていただき、しばらくブログをお休みさせていただくことにしました。それに併せて公認ブロガーもお休みさせていただくことになりました。
これまでブログを応援してくださっていたフォロワーの皆さまにも、この件をお伝えしてからお休みするべきだと、強く思っていました。
ただその気持ち以上に心身が疲弊しきってしまい、編集部の方とのメールのやり取りを終えた途端、自分のなかの何かの電池が切れたような感覚があり、そのままPCの電源を落とし、棚の奥にしまい込んでいました。
ブログでも何度か触れていましたが、昨年あたりから主人の病気をはじめとした心配事が重なり、心身ともに少し病んでいました。
もともと変に完璧主義で要領が悪い方なので、ちょっとしたことでも一度にトラブルが重なると、パニックになって処理しきれなくなってしまうところがありました。
それでも自分ではなんとか処理できると信じて空回りをし続けた結果、何もできないまま力尽きてしまいました。
社会人なりたての頃にも、同じようなことがありました。早く一人前になろうと毎日コツコツ努力して、それなりにストレスは感じていたけど、新しい環境にいけば多少のストレスは当たり前のこと。さして気にせず、普通に毎日を送っていたつもりだったのに、ある日急に仕事に行けなくなりました。
自分では「大丈夫。なんとかなる」と思ってまわりと同じように走り続けた結果、気づいたら一人だけ道に倒れて意識を失っていた。そんな感覚でした。
実は『会社に行けなくなる』前からちょくちょく体調不良は出ていて、そのたびにお医者さんからは「酷くなる前に休んだ方が良い」と、会社に提出するための診断書を書かれそうになりました。そのとき私の頭には『診断書を書かれる→休職する→普通の社会人生活からの脱落』というイメージがあり、「やめてください!絶対に診断書は書かないでください」と断っていました。今にして思えば「じゃあ何しに病院行ったんだよ」と飽きれるような対応ですが、当時の私は知らず知らずのうちに『絶対に会社を休めない』と思い込んでいたのだと思います。
当時病院で受けた診断結果は、甲状腺機能低下症とそれに伴う鬱病でした。
甲状腺機能低下症は薬を飲み続ければホルモンの数値が安定するので、完治はしないけど落ち着けば症状は半永久的に抑えられると説明されました。
本当にその通りで、投薬をはじめて数か月で甲状腺ホルモンの数値は落ち着いてきました。
でも一度なってしまった鬱の症状はそう簡単に治るものではなく、会社を休めば休むほど、その罪悪感からますます「自分はダメだ」とふさぎ込んで、自分で自分を追い詰めていく日々。
私にとって自分自身が最大の敵であり、最も理解できない存在に思えました。
そんな私を支えてくれたのが家族と、当時彼氏だった今の主人でした。
特に母は私にすごく気を遣ってくれて、私が引きこもらないようにと面白そうな習い事を探してきてくれたり、気分がアガりそうなイベントやお店に誘ってくれたり、身内とはいえ申し訳なく感じるくらいでした。
逆に主人は私を一切病人として扱ったことがなく、「ちょっとは気を遣ってよ」とこちらが思うくらい、あっけらかんとしていました。配慮なしの言動にムカッとすることも多く、しょっちゅう喧嘩をしていました。でもそんな彼が相手だからこそ、私は思い切り感情をぶつけて、自分のなかのモヤモヤしたものを発散できたのだと思います。
そうしてゆっくりと時間をかけながらも、まわりの人に助けられ、私は元気になりました。
でもあれから6年経って、今度は主人が治らない病気だと診断され、私は再び気が弱っていました。
人の何十倍もガンになりやすい病気だと知った主人は、らしくない自虐的なジョークを言うようになったり、上の空でいることが多かったり。
そんな姿を見ていると「あのときあんなに支えてもらったのだから、今度は私が支えなきゃ」と私は過剰に責任を感じて、また空回りしていました。
食生活の見直しが一番病気に効くからと、レシピ本や専門書を読みあさりました。でも体に優しいレシピを美味しく作るのは難しく、主人の「美味しい家ごはんを食べる楽しみ」を奪っただけになってしまいました。
主人の生きる希望になればと、2人で相談して不妊治療もはじめました。
でも始まってみれば、想像以上の物理的な痛みや苦しみ、精神的な辛さ、そして落胆の連続。覚悟して踏み出したつもりでしたが、考えが甘かったと後悔するほどでした。
そして何の成果もないまま、先生からの提案もあり、一度治療をお休みすることにしました。
そんなこともあり、この1年間は、心も体も、疲れがたまっていました。
だから一度立ち止まり、手放せるものは全部手放して、楽になりたいと思いました。
好きなことも嫌いなことも含めて、「あったら良いもの」「なくても良いもの」を手放して、「本当に必要なもの」だけを手元に残そうと。
はやりの「断捨離」ってやつです。
でも物が捨てられない性格の私にとって、何かを捨てたり手放す作業は、物にも人にも申し訳なさを感じてしまい、すごく苦痛でした。(引っ越しのたびにある程度はものを捨てたり整理したりしてきたのですが、ほぼ毎回気分が悪くなって熱を出しています)
でも自分が持っていることで逆に人に迷惑をかけるのはもっと辛いので、悩みながらも色んなことをやめたり捨ててみることにしました。
日課の家事や育児も、毎日やらなくていいことはやらないことにしました。前は「手抜き」という言葉が嫌でしたが、逆にいけることまでとことん手を抜いてみよう。楽できるなら楽しようと。
ブログのように趣味として、生きがいとして続けてきたことも、気持ちに余裕がないなら一旦やめてみようと。
そんな「断捨離」をはじめて数か月が経ち、最近少しずつ気持ちが落ち着いてきました。
作業が減ったので本当に必要な仕事に専念できるようになり、自分の仕事の満足度があがりました。それに部屋も片付けやすくなり、家のなかがスッキリしたので気持ちがいいです。
そして不思議なことに、気分がいいときは良いことが重なるようです。
この夏、久々に主人が検査を受けたのですが、その結果が予想外に良かったのです。最後に受けた検査では「病気が進行している」と言われショックを受けていましたが、今回は「腸壁が信じられないくらい綺麗になっている!」と先生が驚くほど良くなっていました。
もちろんまだ油断はできませんが、以前ほど食事に神経質にならなくて良いので、ようやく主人と一緒に普通の美味しいご飯が楽しめるようになりました。
それからもう一つ。
子どもを授かることができました。
あんなに無理して治療を頑張っていた時はまるでだめだったのに、色んなことをやめたとたん、舞い降りた奇跡でした。
もちろん、生まれてくるまでは何があるか分かりません。
でも今の幸せを大切に受け止め、ゆっくりゆっくり、気負わない毎日を過ごしていきたいと思います。
長い長い近況報告になってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
正直いってこんなに書く必要があるのか、自分でも悩みました。
でも私はブログを通してたくさんの方に励ましてもらい、応援してもらい、本当に救われてきました。
そんな私を支えてくださった方々にご挨拶もないまま長い間お休みをしてしまったことを、すごく後悔していました。
だからブログに戻ってくるときは、お休みの経緯や思いをきちんと説明することが、私にできるせめてもの誠意の示し方だと思いました。
身の回りの状況は好転してきましたが、相変わらずキャパのない人間なので、まだ本格的にブログは再開できないと思います。
でも好きなことだからこそ、気が向いた時だけでも、細く長く続けていきたいと思っています。
今後とも、気長にお付き合いいただければ幸いです。
imozou
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