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エトヴォスブロガー向けイベント★レポ2:Dr.高岡による成分講座…

エトヴォスブロガー向けイベント★レポ2:Dr.高岡による成分講座…



昨日に続き、6月17日に開催されました、イベントのレポをさせていただきますね。







当日のプログラムは、下記のような2部構成。






医学博士の高岡先生の推奨スキンケアと成分のお話


メイクアップアーティスト 谷山伸子先生のメイク講座







3回にわたってレポいたしますが、今日は高岡先生のお話から後半をまとめてご紹介いたしますね。ちなみに、高岡先生のお話は以下の2部構成でした。







1.エトヴォスの提唱するスキンケア


2.界面活性剤について







>>>高岡先生のお話 前半編(スキンケア講座)のレポはこちら


















界面活性剤ってそもそも何?











今回、高岡先生のお話は、化粧品成分の中でも、特に巷で話題になることが多い「界面活性剤」、そしてポリマーについても少しお話くださいました。







その前に、皆さん界面活性剤というのは、そもそも何なのかご存知ですか?







私は大学時代に叩き込まれたので、界面活性剤の基礎知識はあるのですが、界面活性剤の種類なんかはチンプンカンプン。







高岡先生にお聞きしたことをかいつまんでお話しますと・・・











界面活性剤とは







・少量で物質(間)の表面の諸性質を変化させる性質を持つ物質。



・化学構造的には、分子内に親水性領域と、新油性領域を持つ、両親媒性物質である。







なんて、言われると分かりにくいですが・・・、めちゃくちゃ卑近な例を挙げますと、ドレッシングを作るときに数滴加えると、セパレートドレッシングを、例えばジェル風の振らなくてもいいドレッシングに変えることができる物質と思ってくださいませ。←あ、ちなみに、これは私が挙げた例で、先生のお話ではこの例は出てきません。







で、「両親媒性物質」って何よ、と思われるかもしれませんが、分かりやすいのはこちらのイメージ図。(これまた、高岡先生のスライドを撮影したものからお借りしております) 斜めから撮影したのでゆがんでてごめんなさい。






















左の図が大きくて分かりやすいと思いますが、界面活性剤は、お花のような丸い円を形作っている、マッチ棒風のもの、ひとつひとつのことです。







マッチ棒の頭部分(丸い玉)が親水基、軸の端っこが親油基です。ひとつの分子に、親水性、親油性両方の性質を持つので、両親媒性物質と呼ばれます。







界面活性剤は、水分しかないところに入れると、バラバラのマッチ棒のような形で浮遊しますが、そこに油を入れて混ぜますと、上の図のように、油分に親油基がどんどんくっついてきて、油分を界面活性剤が取り囲みます。







で、油分にくっついているのと反対の、マッチ棒の頭部は親水基ですから、界面活性剤に取り囲まれた油分は水分とうまく混じりあい、乳化、もしくは可溶化できるという訳なんですよ。







ちなみに、乳化というのは文字通りクリームのようにすること、溶化は油を完全に溶かしこみ水様物質にすることです。上の図でもイメージをつかんでいただけるかと思いますが、溶化は乳化に比べてしっかりと混ぜて溶かし込む必要があるので、多くのまたは強い成分の界面活性剤が必要だということです。







界面活性剤には、



・乳化


・可溶化


・洗浄 







などの一般人にも良く知られた働きのほか、分散、起泡、消泡、殺菌、帯電防止・・・などなど本当に色々な働きがあるんですって。







皆さんご存知だと思いますが、石鹸も界面活性剤のひとつですね。







洗濯物についた油汚れを、石鹸の界面活性剤が取り囲み、水に溶かしてきれいにしてくれるという訳です。















合成界面活性剤って本当に良くないの?











大雑把にまとめて言うと、界面活性剤とは上のような働きをするものですが、では、界面活性剤にはどんな種類があるの?ということ、これ、実は膨大すぎて説明しきれないくらいあるそうです。







界面活性剤の種類の分け方にも色々あるようでして、当日は「天然、合成」という分け方と「陰イオン性、陽イオン性、、非イオン性、両性・・・」という分け方をご紹介くださいました。







ただ、この界面活性剤というのは、種類が多種多様にあるものですから、このような大分類だけで「○○性だから肌に優しい」、とかいうようなことは言えないのだそうです。ここで大分類をご紹介しても、即私たちの化粧品選びに反映される内容ではないので、詳しいお話は割愛させていただきますね。







ただ、美容ブロガーの間でもよく話題に上がる「天然、合成」という部分には少しスポットを当ててみます。







実は、界面活性剤を天然・合成で分けるとすれば、天然の界面活性剤と言えるのはレシチンくらい。







石鹸なども含めてほぼ、全ての界面活性剤が合成と言っていいようです。







つまり、私たちのまわりには様々な合成界面活性剤があり、その働きも多種多様。







洗浄を目的とする界面活性剤をとっても石鹸よりも優しい洗浄成分のものもあります。







乳化や溶化などについても、肌に負担がかからないものも色々ありますし、なんと肌のバリアを作るような界面活性剤もあるんですって。







最近「合成界面活性剤は悪」と、界面活性剤を頭ごなしに否定しているような意見もありますが、







油の種類によって、適切なものを適切な量で使用すれば、心配するようなものではないそうですよ。







また、種類がたくさん入っているからと言って危険というものでもないそうです。数種類混ぜることで界面活性剤の量を減らしたりすることもできますし、単純に入っている種類が多いからといって心配する必要はないそうです。







(※ちなみに、水添レシチンは合成ものだから、ダメという意見もたまに見ますが、高岡先生によりますと、これは合成ではなく、水素を加えて安定させているだけで合成界面活性剤ではありませんとのことでした。)







少し前から、化粧品の毒性判定だとか、合成界面活性剤は全て悪、とか少々極端な本や意見が紹介されたりしていますが、高岡先生によりますと、







「そういった内容には、実は間違ったも多いのです。実はそういった情報を発信しているのは、自社製品を売るためのプロパガンダ(特定の思想等に誘導するための宣伝行為)であることが多いのです」







と仰っていました。







確かに、私も毒性判定には少々懐疑的だったのですよ。有名なあの例の本を書かれた先生も、化粧品会社を持っていらっしゃることは以前から知っていましたし、私はどうしても石鹸シャンプーが合わないという経験もしてきましたので











避けたい界面活性剤は?







なるほど、合成界面活性剤=悪 という図式は極端過ぎることは納得できたとして、では、どんな界面活性剤を避ければいいのでしょうか??







これ、私たちにとって一番問題になるところですよね。化粧品の場合、界面活性剤は主に、洗浄、乳化、溶化に使われる(と思う)のですので、順に見ていきます。







洗浄用の界面活性剤







高岡先生が仰るには、基本的に「洗浄目的として使われるものは、洗い流すことが前提なので、さほど心配要りません」とのこと。ほ~、そうなんですね 







とはいえ、避けたいものもあります。先生のスライドの中に、非常に分かりやすく例を挙げてくださっているものがありましたので、当日のスライドを文字起こししてみました。(カタカナに弱いので、もしカタカナ間違いがあればご指摘ください)







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★比較的安心して使用できる洗浄成分







脂肪酸石鹸:脂肪酸(ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸など)と、アルカリ剤(水酸化Na、水酸化K、アルギニン、TEAなど)の組み合わせ







アルキルエーテルカルボン酸:ラウレス-nカルボン酸、ラウレス-nカルボン酸Na、トリデセス-nカルボン酸、トリデセス-nカルボン酸Na







アミノ酸系



アシルサルコシン塩:ココイルサルコシンNa、ラウロイルサルコシンNa、ミリストイルサルコシンNa、オレオイルサルコシンNa,パルミトイルサルコシンNa



アシルグルタミン酸塩:ラウロイルグルタミン酸Na、ミリストイルグルタミン酸Na、パルミトイルグルタミン酸Na、ステアロイルグルタミン酸Na、ココイルグルタミン酸Na



アシルメチルタウリン酸:ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルタウリンNa,ミリストイルメチルタウリンNa、パルミトイルメチルタウリンNa、ステアロイルメチルタウリンNa







両性界面活性剤



ベタイン型:ラウリルベタイン、コカミドプロピルベタイン







★あまり使用したくない洗浄成分






アルキル硫酸エステル塩:ラウリル硫酸Na、ミリスチル硫酸Na、セチル硫酸Na(これは特に避けたい)







ポリオキシレンアルキルエーテル:ラウレス-n



アルキルエーテル硫酸エステル塩:ラウレス-n硫酸Na



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ただし、赤字の洗浄剤を使ったから直ちにどうこういうものではなく、肌に刺激(負担)が大きい可能性があるというものだそうです。原価が安いので、安いシャンプーには多く使われますが、特に敏感肌の方は避けるのが賢明ですね











乳化用の界面活性剤











一般的によく使われるものとして、こんな界面活性剤のご紹介がありました。(こちらも文字起こししたものです)







カタカナ用語が並び、全ての解説を聞き取れなかったのですが、







「アシル乳酸塩系」は、角質間細胞のラメラ構造に似て肌に優しい、エステル系の界面活性剤は体内で簡単に分解されるのでこちらも安心度が高いということを仰っていましたよ。







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アシル乳酸塩:ラウロイル乳酸Na、ステアロイル乳酸Na



ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル:ポリソルベート-60、ポリソルベート-80



ソルビタン脂肪酸エステル:パルミチン酸ソルビタン、ステアリン酸ソルビタン



ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油:PEG-n水添ヒマシ油



グリセリン脂肪酸エステル:ステアリン酸グリセリル



ポリグリセリン脂肪酸エステル:ステアリン酸ポリグリセリル-n



ポリオキシエチレンアルキルエーテル:セテス-n、ステアレス-n、オレス-n



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全てを聞き取れませんでしたので、後で自分で調べたのですが、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテルなども、強い成分ではないようですね。







(もちろん、量が過剰になれば肌への刺激やひいては環境破壊などに繋がりますが、それはどんな成分でも同じですから、そういった問題には私はここでは触れません。)







上でも書きましたが、乳化というのは溶化に比べて弱い作用、または少量の界面活性剤で実現することが出来ます。先生が紹介して下った界面活性剤も、作用が弱いものが多いようですね。







そのため、高岡先生としては、できるだけ肌に負担をかけないために、今のところ化粧品には乳化用の界面活性剤だけを使うので良いのではないかとお考えだそうです。あえて、強い界面活性剤を使って溶化させる必要はないのではないかということでした。











溶化用の界面活性剤







可溶化剤として使われる界面活性剤として高岡先生がご紹介くださったのはこちらの4種類。







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ポリオキシレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル



PPG-nセテス-m、PPG-nデシルテトラデセス-m



ポリオキシレンエチレン硬化ヒマシ油:PEG-n水添ヒマシ油



ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル:ポリソルベート-n



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ポリオキシレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルは作用が強く、下の二つのポリオキシレンエチレン硬化ヒマシ油やポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルは量を多く使用するため、肌には刺激になることがあるそうです。PPG・・・については、私、聞き取れませんでした。すみません・・・







長々と文字ばかりになってごめんなさい。







合成界面活性剤の世界は、とても素人が一朝一夕に知ることが出来るようなものではありませんが、だいたいの概要と、気をつけるべきポイントがお分かりいただけたのではないかと思います。







私なりのまとめポイントとしては







合成界面活性剤全てを恐れる必要はない。適切な種類が適切な量使われていれば大丈夫



ただし、作用の強い成分はできるだけ避ける



具体的には洗浄用はラウリル硫酸塩など、また可溶化剤として使われるものなど







という感じです。参考にしていただけると嬉しいです。











ポリマーの話







ポリマーの話にも簡単にですが、触れてくださいました。







ポリマーというとすべてが悪者のように言われがちですが、こちらもそんなに単純なものではありません。



詳しいお話は時間の都合でお聞きできませんでしたが、化粧品によく使われている「水溶性ポリマー」は、水で洗い流せるものであり、神経質になる必要はないとのことでしたよ。







合成ポリマーを使うことで、界面活性剤を減らすことができ、結果的に肌への刺激を少なくするというようなことも期待できるそうです。







合成成分を全て毛嫌いするのはナンセンスかもしれませんね















質問コーナー







会場からの質問にも答えていただきました。







Q:オーガニック系シャンプーなどに使われている、ココアルキル硫酸Naはどういったものですか?自然由来だから大丈夫とメーカーは言いますが本当ですか?







A:ココアルキル硫酸Naというのはヤシ油からできたものですが、洗浄剤の性質としては「あまり使用したくない成分」として挙げたものの仲間と思われます。自然由来でも石油由来でも、最終的な成分が同じであれば、自然由来だから肌に優しいということはありません。







石油由来成分が肌に悪いと言われる原因のひとつに、かつて精製技術が今ほど良くなかった時代に、石油から作られた成分の純度が低く、不純物が原因でトラブルを起こしたということがあります。現在の日本の技術では、石油由来の成分だからといってトラブルを起こすことは、考えにくくなっています。トラブルの原因は、往々にして「純度が低い」ということがあげられます。







Q:肌に優しいといわれる純石鹸でも肌が荒れてしまいます。敏感肌用のクレンジングなどのほうが肌荒れしにくいのですが、石鹸は肌に優しいのではないのでしょうか。







A:石鹸は意外と洗浄力が強いですよ。たとえばアミノ酸系と言われる界面活性剤は石鹸よりも洗浄力が弱いものです。敏感肌用に開発されたクレンジングなどのほうが肌荒れしにくいということもありえます。







Q:加水分解小麦末の問題。小麦と聞いてもいつも食べているものなので、これは危険という意識が働きません。肌に優しい化粧品選びをするうえで、小麦のように一般的だけれども避けたほうが良いものがあれば教えてください。







A:加水分解小麦末の問題は、アレルギーを起こす物質なので、界面活性剤等の一般的に肌に刺激があると言われる成分とは話が異なります。







小麦、コチニール色素(カルミンン)などがクローズアップされていますが、たんぱく質には全て起こりうる危険性です。例えばシルクなどもそうです。







できるだけアレルギーを起こす可能性を避けるためには、たんぱく質を含む化粧品を避けることで、エトヴォスでも、下地用のシルクパウダー以外はたんぱく質を使わないように開発しています。















1時間程度の講義でしたが、とても密度の濃いもので、レポするのにも大変時間がかかってしまいました読みづらいところがありましたら、申し訳ありません~・・・。







レポ第3弾は、楽しいメイク講座の内容をお届けしますね。











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