クリスマスコフレのことなど書きかけの記事がぱらぱらあるのですが、
今夜はなぜだか普段は棚の中にしまってあるこのボトルが目に付いてしまったので、
やっつけで撮った写真と限りなく独り言

金属部分の色が変わったり、ラベルが日焼けしたりと年季の入ったボトルは
シャネルのオードトワレ、ガーデニアです。
購入当時よく使ってました。なくなるのが惜しくて今でも最後七ミリほど残ってます。

#当時のビジュアル、だと思います。紙箱もエンボスが愛らしくて、痛んでるのに捨てられず。
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忘れもしない2000年。普段寄り付かない新宿の京王百貨店のコスメーナー前を通りかかった際に渡されたムエットがあまりによい香りで。
素通りできずそのままふらふらと席に着き、この小瓶と同時発売されていたルージュルミエールを買ったのでした。
最初の一吹きで広がるのはフレッシュな生の花の香り。
その名の通りガーデニア=くちなしの香りがメインなはずですが、初めて嗅いだ時から私はなぜか生花のジャスミンの香りを連想し、以来私の中ではこの香り=ジャスミンの花の香りのままです。
10歳かもしかするとそれよりも前の誕生日に、普段絶対に花なんて買わない父が小さな白いつぼみのぽつぽつついた付いたジャスミンの鉢を小脇に抱えて帰宅し、プレゼントしてくれたことがありました。
白い花とつやつやした深い緑の葉っぱ、いい香り、そんなこんなとお花をプレゼントされた!というのがうれしくて大好きな花でした。数年間は咲いて楽しませてくれていたのに最後は枯らしてしまったんですよね。すごく好きだったはずなのに。
ほぼ忘れかけていたそんなことをカウンターでぱぱぱと思いだし、どうしてもこれは持って帰らねば!と初めてカウンターで香水を買って帰りました。
当時は海外で買うかお土産に頼むか、ちらほら出てきた並行輸入のお店で探して買うかぐらいの身分でしたので結構な奮発でした。
その頃のメインには、かなり背伸びして人工的な香りのカルバンクラインのエスケープ(これも色々思い出話が)を使っていたので結構なイメチェンでしたが、とっても気に入って使い分けていました。白いシャツでスーツ、とか休日のワンピースにも似合ってたかと。
無くなりそうになった時、あわてて同じものを探したのですが日本未発売→現在は基本的に200mlという大瓶でブティックのみの販売(だったような)。
年齢的にもキャラクター的にも今纏うには違うので、手元にある瓶を大事にとっておくつもりです。
ふんわりと幼いころのことや父のことを思い出す大事な香りです。
今日は父がらみでうれしいことがあったのでかなりおセンチな記事でした。
トップノート:ジャスミン、ガーデニア(西洋クチナシ)、オレンジの花、チュベローズ
ミドルノート:クローブ、セージ、ピミエント(甘唐辛子)
ラストノート:ムスク、パチュリ、サンダルウッド、べチバー
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私の中では香水や化粧品(特に色物)は非常にパーソナルなもので、思い出やら思い入れとセットなようです。なかなか冷静に書くことが難しく、ただの感想になっちゃうんですよね。
アットコスメの口コミではみなさんそんなこんなも取り混ぜつつきちんとわかりやすい情報やら活用法やらを記載してらしてくださっていて、とってもためになるしすごいなあと思うばかり。。。精進したいです。
いつもありがとうございます。
rocketyさん
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のうまさん