女の子は誰でも
2013/2/28 20:47
前の記事で、差し出された男性の手と同じくらいかと思われるようなロリータの小さな足、について少し触れましたが、女性の足(また、その靴)にまつわるお話はいくつもありますね。
ひとつは『オズの魔法使い』。
主人公ドロシーに、良い魔女グリンダが、東の悪い魔女が履いていた靴を授ける場面。
真っ赤な靴がものすごく可愛いですね。この場面、女の子は皆、憧れて見ていたのではないでしょうか。
女の子は~誰でも~♪ ですね。
資生堂マキアージュのCMより。椎名林檎さん…可愛すぎますね…。
話が逸れてしまいますが、これほど自分のお色をお持ちなのに、さまざまなメイクやファッションで本当にいろんな魅力をみせて下さる方だと思って見ております。
赤リップが印象的でしたね。今ようやく赤リップブームがくるって、すごい先取り。
マニッシュな雰囲気も大好き。上品さが、良いんですよね。本当に素晴らしいです。
もちろんガーリーも良し。いやらしくならない可愛らしさ。めろめろでございます。
はっ! いつのまにか椎名林檎さんのビューティースパイラルに入っておりました…
話を戻しまして、『オズの魔法使い』は映画を見たわけではなく、わたしが見たのは「黒人版オズの魔法使い」といわれる映画『ウィズ』でした。
ドロシー役のダイアナ・ロスが履いている、銀色の靴が素敵でした。
細すぎるカモシカのようなお御足に銀色のハイヒールを履いて、踊るダイアナはものすごく可愛いです。ダンスのお相手はカカシ役のマイケル・ジャクソン。マイケルはさらに可愛いです 笑。
動画の貼り方がわからないので(すみません ><;)タイトルだけ記しておきますね。
→ THE WIZ「Ease on down the road」マイケル・ジャクソン+ダイアナ・ロス
(ニコニコ動画より見られます)
劇中の歌で、こちらが一番好きです。ひさしぶりに見たらエンドレスしてなかなか見終われませんでした…そしてマイケルスパイラルへ誘われるという…笑。
映画のことに少し触れますと、黒人版ということにものすごく意味を感じたのは、西の魔女から開放された人々の歓喜のシーン。
裸同然のようなぼろぼろの洋服を着て、チョコレート色の肌を見せた彼らが身体すべてを使って踊りだすんです。解放された彼らの喜びに、かなしい歴史を感じて、うるっときました。でも、たくましいんです、そしてすっごく美しいんです。それが素晴らしかった。
女の子の靴にまつわるお話なら
アンデルセン童話『赤い靴』。
赤い靴に魅せられた少女が、その赤い靴を教会に履いて行ったり、親代わりのおばあさんが死の床についているのにも関わらず、その靴を履いて舞踏会に出かけたりしたために、その赤い靴を脱ぐこともできず死ぬまで踊り続ける呪いがかかってしまう、というお話。
小さい頃、呪いがかかることよりも、呪いがかかった後の話が怖かった覚えがあります。
親不孝を戒めるような主旨かと思われますが、この、靴に魅了されてしまう心、というのは、なんだかよくわかる気がしてしまうのですよね。。
ただ、呪いの靴は怖くて履けません 笑。
女の子にとって憧れの靴、といえば、こちらですよね。
グリム童話『シンデレラ』。
ガラスの靴は、誰もの憧れなのではないでしょうか。
ただ、王子様が恋した美しい姫の靴は、町中の女性の足が入らないほど、小さいんです。
「まあ、ぴったり!」そんな小さな足はシンデレラだけなんです。
王子様と結婚したいあまたの女性たちは、足を入れたくっても入らないんですよ。
足を入れても靴に入らない! この悲しさよ! もう、本当、つらいんです。
長い長い前振り、スパイラルを経て、わたしが何を言いたいのかといいますと、
(おそらくわたしだけではないと思いますが)憧れるは、小さい足、なのです。
本題なんてどうでもよくなってきているんですが、わたし身長が低いのに足が大きいんです。その上、幅広8cm超え!(うわん!)そして三重苦なのはですね、足の形なんです。
親指が一番長いのが「エジプト型」。
人差し指が一番長いのが「ギリシャ型」。
すべての指の長さがほぼ同じなのが「スクエア型」。これがわたしです。
このスクエア型、少数派のようです。いわば「下駄足」というものですね。
わたしの足ですと足の形がそのまま下駄の形ですので、女性用の草履を履くと、薬指から草履の横にはみ出てしまいます…うっ…;;
草履はまだしも、普段の靴選びはそれはもう大変でございます。
わたしの足の場合、先の細いパンプス、バレエシューズ、入りません。
足の指が入った時点でストップ。もしくは全部の指が入らずストップ。奇跡的に入っても指が曲がっちゃうくらいきつい。
低身長なのに、Lサイズで幅広、スクエア型のわたし。
ある日、百貨店で試しに靴を履いてみていたら「サイズお出ししますよ~」と、いつもの声かけがあったので「もうひとつ大きいサイズありますか?」と訊くと、店員さんが靴を出してきてくださったのですが、その時に「お客様がそんなに大きな足だとは思わなくって!」と、なぜか明るく言われて傷ついたことがあります。
えぇっ、と思いながらも、なぜか後ろめたくって「すみません^^;」なんて言ってしまい、すると「たまにそういったお客様いらっしゃるんですよー!」と、フォローされて、また傷つく、という…^^;
そのことがあってから、なんとなく靴屋さんに行きづらくなってしまって、というか店員さんが少し怖くってですね…なんだか…と思っていたのですが、先日、お買い物のついでに靴屋さんへふらふらと立ち寄ってしまいました。
つま先だけ、鮮やかなオレンジのお色で、いいな、と思って見ていたところ、20代くらいの女性店員さんが声をかけてきてくださった、その店員さんが素晴らしい方でした。
色々と話してくださる方で、わたしも幅が広くて…足の形が…なんて話しているうちに、店員さんも幅広で困っていらっしゃることなども話してくださって、一番うれしかったのが、
「靴屋さん行って、この靴も入らない、あの靴も入らない!ってなると嫌になりますよね」
と、言ってくださったことでした。「そうそう!」 というか、「そうだ、わたし、そのことに傷ついていたんだ」と気づいて、すっごくスッキリした心持ちになりました。
なんていうか…本当にうれしかったです。
その上、この靴いかがですか?とパンプスを持ってきてくださって、近頃パンプスなんて試す度胸すらなくなっていたのですが、良い店員さんなので、試しに、と履いてみると、足にぴたっとはまるんです!驚き!そんなのはじめて!もう、感動してしまって、きゃ~!って叫んでしまいそうでした 笑。
しかもその靴、とっても可愛くって。小さなリボンがついているのですが、そんな靴、今まで入ったためしがなくって…とてもうれしかったです。
知識もさることながら、気持ちにそってくださる(非常に困難なことと思いますが…)店員さんだと、もう、本当にうれしいんですね。
はじめに物語のお話をしましたが、なんでしょうね、小さな足、とか、可愛い靴って、心の根っこのところからの憧れといいましょうか、そういったものが、真逆の足を持っているわたしの中にあったのだと、思いました。
自虐的になってしまいましたが…^^; コンプレックスを昇華させてくださるような経験があると、ずっと付き合っていかなくてはならないコンプレックスのことでも、幸せに変わったりする瞬間があるのだと感じました。
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