回答
>>ファンデーションが良くないと聞きましたが油？が入ってるから酸化するから良くないんですか？

ファンデーションが良くないという理由には幾つかの見解がありますが、「油の酸化」に絞るとそれは違います。
油には酸化が早いものと遅いものが存在しますが、メークアップ化粧品は紫外線にあたることを当然想定して作られているので、まず酸化が遅い（酸化安定性が高いといいます）或いはほぼ酸化の心配がないオイルしか使いません。
そしてそれらのオイルよりも人間の皮脂の方が実はずっと酸化しやすいんですよ。

いくら酸化安定性が高いとはいえ、油には変わりありませんので多少酸化はします。
しかしそれは毎晩、きちんとメイクを落としていれば不安になる必要はないくらいのレベルです。
人の皮脂も同様です。皮脂は酸化するものですが、一日一回でもちゃんと落としていれば酸化した皮脂が肌に刺激を与える心配はしなくてもいいと思います。

ファンデーションが肌の負担になるという理由はおそらくもっと別のところにありますが、長くなるのでここでは書きません。



>>ノーファンデーションは日焼け止め入りの下地をつけてパウダーのみでベースを終えると聞きました。
下地には油は入ってないものなんですかね？

下地にもオイル成分が入っていることは多いです。入っていない商品もありますが、入っている商品の方が多い。
しかしこの場合もファンデーションと同じで、日中使用することを前提としてベースメイクアップ商品は作られていますので酸化の心配は不要です。
よっぽど自然界の動植物性オイルの方が酸化が早いものも中にはあるので、知識のないまま使うと油焼けの危険性があるオイルはあります。
化粧品開発は素人よりもうんと知識量の豊富なプロが行っていますから。



>>ある皮膚科医の先生は下地を塗るよりはファンデーションを塗った方がいいとも聞きましたし(×_×;)

それは吉木先生でしょうか？
吉木先生がパウダーファンデをすすめていらっしゃることは存じていますが、下地を塗らない方がいいとまで言っていたかは私は覚えていませんので違うかもしれませんが・・・。
リキッドやクリームファンデをすすめる皮膚科医でしたら私は不信感を覚えます。パウダーに比べると、リキッドやクリームは肌の負担がずっとかかるからです。それらのクレンジングの刺激含めてです。
しかしベースメイクをするならば下地は必要です。
下地はベースメイクを崩れにくくする・化粧持ちをよくするという見た目上の理由だけでなく、肌にファンデーションを直接触れさせないという役割もしています。
全ての下地は肌に直接付けることを当然として作られていますが、ファンデーションの中にはそうでないものもあります。
お粉なら、下地じゃなく日焼け止めでもいいと思いますのでまた別の話。


まとめると、日々生きているだけで酸化はします。
そして皮脂含めてどんな油分であれ、紫外線にあたった時がもっとも酸化の速度がはやまります。
すっぴんでも下地を塗っても日焼け止めを塗ってもファンデを塗っても全く酸化の刺激を受けない肌など存在しないということです。
ですが油分の酸化そのものよりも圧倒的に紫外線の方が深刻なダメージを与えるので、紫外線カット効果のある化粧品を付けることは大事です。



>>なんだか混乱しています(>_<)

プロの間にも色々な考え方がありますから一概にどれが最も正しいとは言えません。
化粧品研究開発者、皮膚科医、美容家など立場や職種によっても視点や考え方は違います。
多様な価値観が存在しているからこそ、これだけ化粧品が溢れているんです。
いうなれば、質問者様が「正しい」と思われた情報が
質問者様にとっては一番正しいということです。