日焼け止めについて

最近日焼け止めの成分に使われているもので

紫外線吸収剤と酸化チタンがありますよね。

紫外線吸収剤は紫外線を吸収し、熱を発するため

一般に肌によくないといわれていて、

紫外線反射材の酸化チタンを勧めるが多いです。

わたしは化学について勉強をしているのですが、

そこで酸化チタンは紫外線が当たると活性酸素を発生すると学びました

活性酸素といえば生体組織を傷つけると言われていますよね。

そこでわたしは酸化チタンが果たして安全なのか疑問に思いました

誰か詳しい人に回答をお願いしたいです><

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@cosmetology

@cosmetologyさん

2011/1/30 17:04

回答
「酸化チタン」と言っても色々な種類があるんですよ。

まずルチル型とアナターゼ型があります。

このうち、化粧品に使われるのはルチル型。

ルチル型はアナターゼ型と比べると活性度は非常に低いです。

それでもゼロではありませんので、

日焼け止めにはコーティングをして活性を抑えるよう処理を施した酸化チタンを使います。

次に酸化チタンは粒子の大きさでも別れます。

ナノ粒子酸化チタンとμ粒子酸化チタンです。

国産化粧品ブランドの紫外線散乱剤日焼け止めに使われる酸化チタンで最も多いのは

ナノ粒子+コーティングされているタイプ。

ナノ粒子の是非についてはここでは省きますが、

ナノ粒子の酸化チタンは紫外線カット効果がμ粒子よりも高いので

μ粒子酸化チタンより配合量が少なくて済み

そのために顔に塗布した時の白さが抑えられるという利点があります。

コーティングをしていない酸化チタンが入っている化粧品(この場合は日焼け止めではなくファンデーション系です)もありますが、その場合は必ずμ粒子酸化チタンです。

μ粒子はナノ粒子より活性度が低いのでナノ粒子のようにコーティングされていなくても安全と考えられています。

しかしμ粒子もそれはそれで欠点がありますので(たとえば高い効果を求めると顔が真っ白になるほど配合しなければならないとか)、

ナノ粒子の日焼け止めの方が今のところ圧倒的に多いですね。

そしてナノ粒子でコーティングされていない酸化チタンが化粧品に入っていることはまずありません。

少なくとも私はお目にかかったことがありません。




紫外線吸収剤と紫外線散乱剤ではどちらの方が低刺激なのか

という疑問は多くの方が持つと思います。

結論としては、これだけ紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の違いが

化粧品会社のサイトをはじめあちこちで散々説明されていて、

それでもなお「紫外線散乱剤の方がまだ肌への刺激が低い」という事実が説明されていますよね。

これは、転じて紫外線吸収剤の化学反応がよっぽど肌の負担になっているという表れでもあります。

ですのでそれよりは紫外線散乱剤の方が「まだ」良いと言えるのではないでしょうか。

酸化チタンは活性酸素を発生させますが、

紫外線吸収剤を使ったり、直射日光を長時間浴びたりするよりは

「まだ」肌にとっては負担が低いと(現時点においては)明らかとなっているからです。

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