信頼できる機関に義援金を
身内が県庁で救援物資の整理をしています。
物資を受け付けている自治体は数が少なく、全国から問い合わせが殺到しているという事です。
一日中その問い合わせに追われ、まともに業務がこなせない状態だといいます。

きっとこれが必要だろうという思いやりはありがたいことですが、それが個人の思い込みであることは多分に考えられます。
自分の思いを担当者に延々と語ることは、円滑な支援物資の取りまとめに支障をきたしてしまいます。
支援物資は輸送機関の混乱とガソリンの不足で現地に届けることができません。
支援物資を購入する為に車をわざわざ動かすのは愚の骨頂ではないでしょうか。

「子ども達には絵本が必要でしょう、シャンプーも必要よ！」というような思いを延々と語る方もいらっしゃるようです。

失礼ですが、＠コスメに登録されているもので、震災時に役立てる物など、本当のところ一つもないと思います。
命をつなぐ最低限の物こそ現在は必要で、その最低限の物資すら届かないのが現実です。
生理用品やオムツが取りざたされていますが、本当にいざとなったらカーテンでも、古着でも裂いて使えます。

震災は長期戦です。
家をなくした方には仮説住宅も用意しなければならないし、新しい仕事が見つかるまでは生活費も必要です。
親を亡くしてしまった子供たちもいるのではないでしょうか？
この不景気で、被災地でなくとも仕事がない時代です。
長期的に物資を支給でき、本当に必要な時に必要な物を提供できる物は、現実的ですが、「お金」です。

とはいえ、義援金詐欺も出ているので、信頼できる機関への寄付が一番と私は考えます。