克服しました
私も小学校２・３年から髪を抜く癖がはじまり、小学校４年の時には周囲からみてもはっきりとハゲた状態になっていました。

当時はただ、髪を抜くと毛根がついてくるのが面白くて抜きはじめたのが、いつのまにか無意識でも抜くようになってしまい、母も怒るのに止めれなくてどうしようと思っていました。

３０年前のことなので、あまり覚えてないのですが、ハゲはじめてから母と皮膚科に行き、光？をあてる治療と薬を塗る治療をした記憶があります。でも、あまり効果がなかったと思います。
どんどんハゲていき、母が頭皮にまゆ墨を塗って肌色を目立たないようにしていました。
その頃には、私自身もこんなにハゲちゃってどうしよう・恥ずかしい…と思っていました。
でも、学校では学級副委員長や代表委員などにいつも選ばれてたので、割と目立っていて明るい子だと思われてたと思います。

そして、私が抜毛症を克服できたと思っているキッカケは、
小学校４年の時、私がクラスのいじめっ子の男子に注意をしていたら、その子が私に「ハゲ、ハゲー」と言ってきたことでした。
私は、面と向かって「ハゲ」と言われたことが無かったので、その事にすごく驚いたけど、私が注意したことに対する仕返しに言ったので、何と言い返していいのか思いつかず、割と冷静にその男子を見てました。

すると、いきなり「お前！何言ってるんだー！！」と担任の男の先生が後ろから怒鳴って走って現れ、その男子の頭をものすごい勢いでゲンコで殴りました。（いまなら問題かな）

私は、男子に「ハゲ」と言われた事よりも、先生が私のためにその男子を本気で怒ってくれたことに、ものすごい衝撃をうけました。
その先生が怒ってくれたことが、内心ものすごく嬉しくて、涙がでそうになるのを必至でこらえました。
そして「もう髪を抜くのは本当にやめよう。」と、初めて心から思いました。その場面と感情は、今でも鮮明に覚えてます。

その後、明らかに髪を抜く回数が減り、中学１年以降は好きな男子とお付き合いもしてきたので、見た目は普通になったと思います。

今思えば、髪を抜き始めた頃、弟が生まれ親はケンカばかりしてました。自分ではわからなかったけど、私の場合、抜毛症は精神的なものが原因だったと思います。だから、精神的なキッカケで克服できたんだと思ってます。

また、具体的な方法ですが、私は学校では抜かず、家で手が空いている時や無意識の時に抜いていたので、まずは、家でできるだけ手を使うようにしたり、無意識にならないようにしたりしました。そうすると、無意識に抜いている時を自分である程度気が付くようになりました。
それでも、いつの間にか抜いていてハッと気が付くので、手に手袋をして、髪を抜きにくくしました。（つるつる滑ってぬけない）
そうこうするうちに、いつの間にか抜かなくなり、髪も生えました。

そんな感じで、私は昭和の人間なので精神論で治しましたが、今はインターネットで情報収集もできるし、ウィッグも買えるし、病院に行けば適切な治療も受けれると思います。
病院に行ったことがないなら、まずは病院に行って、早く治療をはじめましょう。
私は髪質が変わり、抜いた後に生えてきた髪が一本一本がねじれて太くてボリュームがあるので、見た目は普通になりましたが実は薄いので、海やプールや強風は今でもすごく嫌だし、薄毛がコンプレックスです。
抜毛症にならなければ、もっと早く治していれば、と思ったことが２０代・３０代で何度もありました。

ですので、さらさんも楽しい高校生活を過ごしつつ、抜毛症にもきちんと向き合って、自分を大切にしてあげてください。

とても長くなりましたが。。ご参考になれば幸いです＾＾