高校生のころの日焼け風メイク
昔から「白い！」と驚かれることが多くて・・・。
こんがり日焼けした肌がきれいだなあ、と憧れたのですが、私は日焼けするとプクッと赤く盛り上がる、痛い炎症になるので、自然には無理で、「こういうときこそメイクの力で！」と、その名も“小麦色”という色のリキッドファンデとパウダーを買って、しっかり塗っていました。
完全に自己満足ですね。母に「黒い！おかしい。顔が黒すぎる」といわれ続けるも無視（苦笑）

変身願望を叶えるというのにも限界があるな、と思いそのメイクをやめたころに仲のいい友人にその話をしていたら、「あー、それでか！なんかおかしい、違和感があるとずーっと思ってたけど、まさか黒く塗っているとは思わなかった。変や変やと思ってたんよね」と言われました。

自分の持っているものに似合うメイクを探す今のほうがずっと楽しいです。顔のこのパーツとこのパーツのバランスが悪いからこうやって補正しよう、と考えますが、それは自分の持っているものの基本は否定していないわけで。

自分と正反対のものを目指すと、そもそも自分の持っているものを否定するということ自体でテンションが下がるので・・・。日焼けメイクもそれでやめました。最初は変身している気で、楽しい方が勝っていましたが、自分の肌色を否定して塗りつぶしている行為に、次第にテンションが下がる方が大きくなってきたので。

テレビを見ていても、原型が分からないくらいに変身している人より、似合うメイクで魅力を高めている人に「あっ、素敵」と目を奪われます。アメリカの番組で、黒髪でブラウンの目で青いアイライナーを効かせてゴージャスかつ知的に仕上げていた女性がいて、もともと青いライナーは時々使っていましたが、改めて工夫して使ってみたいな、と思いました。