こんばんは。
ちょっと気になるご質問でしたので、書き込みさせて下さいね。
化粧品の製剤的な面からみて、回答させて頂きます。

その日焼け止めと乳液を混ぜて使うというケア法を提唱されていた書き物なり、サイトなりはどこからのものでしょうか？
サンプルでも構いませんし、お手持ちの日焼け止めと乳液を小さな容器にとって、一度混ぜてみて下さい。
この二つは、混ざりません。

日焼け止めというのは、通常ウォータープルーフという機能からみてもお分かり頂けるように、シリコン製剤で作られていますので水には溶けません。
でないと、汗で流れてしまいますよね。
一方、乳液というのは水の大変多い剤型で水に溶けるものですから、この二つが混ざり合う事はありません。

ですので、混ざり合わないものを強引に手の中で混ぜ合わせて同時に使っても、何もメリットはありません。
下記の二人の方々がお書きくださっているように、お互いの基本機能を打ち消してしまうだけです。
どなたからの情報かは分かりませんが、こうした基本的な原則も分からない方のお話を信じて、翻弄されていはいけません。

スキンケア理論を知るのに色んな情報を入手するのはとても大切なことですが、その情報の根拠をしっかりと確認して、取り入れるべきか、捨てるべきかを決めて下さいね。
そういう意味では、今回「お互いの効果を減少させてしまうのではないか」と疑問を持たれたのは、正解だと思います。
そうしたスタンスは大事になさって下さいね。