なんでしょう、差し出がましいかもしれないのですが、私は全く事故にあっていないし健常者であなたの苦しみをわかってあげられない立場だと思うのですが、でも、わかってしまったような気がしています。

私は全く健康そのもので育ったせいか身体になんらかのハンデを抱えている人たちを見るたびに「そうか自分は恵まれていたんだな」とか「そういう辛い思いをしている人をわかってあげられるようになりたい、助けてあげたいな。」と思ってきました。

でもそれは少し偏った考え方だったと思います。
悪い考え方ではもちろんないのですが、自分をいたわったり大切にすることがすっかり欠けていました。
それも多分原因の一つとして表れた結果、ある時から私は精神的に病んでいき、身体は全く健康でどこにも悪いところは見つからないのに精神のみが非常にやられてしまう状態になりました。
その頃考えていたのがあなたときっと同じであろう「どんなに頑張っても普通の人にはなれない」でした。

「普通」「標準」という言葉は恐ろしいもので人によってイメージするレベルが違ったりします。
「最低限」かと思いきや「これくらい普通でしょ？」って誰かに定められてしまって「手も足も出ない普通」というのが存在するのを何度も見たことあります。あなたもあるのではないでしょうか？

日常生活で困らなくなった頃にきっとあなたは「最低限」という名の普通を手にできたでしょうに、誰かによって定められた「手も足も出ない普通」を羨むようになってしまったんですね。
あなたの目指す「普通の女の子」がどのレベルであるにしろ、まずひとつ言えるのこととして「目指していっていいのだ」ということ。

もちろん目指していいのです。
私だって普通の女の子（年齢的に厳しいかな汗）になりたいです。
そうなれていないポイントを目をそらさず見てそれを改善するためにはどうしたらいいかを考えること、そのポイントをひとつひとつ克服していくことを強い意志を持って行動に移すことが大切です。
まあ、私の場合「普通の女の子」は諦めて「理想の自分」の方を選んではいますが似たようなもんだと思います。

今すぐにはなれなくても、道のりがとても遠くて険しくても私は「理想の自分」になるために毎日できることをしようと思っています。

私が言ってる「理想の自分」は、並大抵の人がなれるもんではないもので努力しても全然引っかかりもせず終わるかもしれない過酷な狭き門ということだけは言っておきましょう。だいぶ厳しくて心が折れたこともあります。
お金も時間もない、環境にも恵まれていない、そして精神まで言うこときかない、というところまで追い詰められましたが、精神は一応なんとかなったし環境も少し整備が行き届いてきました。お金は相変わらずないけれど。

「意志や努力で実らないのがわかってるから辛い」と思うでしょうか？
そういうものももちろんあります。私は私という制限を抱えながらでしか生きることはできないでしょう。あなたもそうでしょうね。
でも諦められることですか？

大丈夫なんですよ。諦めなくても。
目指していいんです。
今はダメかもしれない。でもそれって「今TWICEの人」に「過去のTWICEの人」がああなりたいって言っても無理ってことと同じだと思いませんか？
本人たちでさえその時にならなければそうはなれない。
その「時」を逃しちゃうのは勿体無いですから、それまでにできる努力をする。

努力って何すればいいのでしょう？
あなたの目指す「普通の女の子」の成分とは何？
「明るいヘアスタイル」
「ミニスカート」あとは？

私もある意味では「普通」からかけ離れたひどい場所に一度蹴落とされてしまいましたが「最低限」を掴み「普通」を目指し狭き門までの道のりを歩んでいます。
あなたもできることをひとつひとつしっかりやっていくのがあなたが納得できる「普通の女の子」への最善の道ではないかなと私は思います。

「頑張って」と言うのは残酷かもしれませんね。
だってあなたは前にも頑張ってきていて、いまも頑張っていて、そしてこれからも頑張るなんて辛すぎるものです。
そんな時は誰かの助けを忘れないでください。
自分を大切に、いたわりながら、褒めたり、励ましたりしながら、誰かの助けを借りながら「頑張ってください」。

きっとなれますよ、普通の女の子に。
心を少し休めて、落ち着いたら、じっくり考えていったらいいと思います。