界面活性剤

界面活性剤ってよくないって聞くんですけど、具体的にどういう悪影響を及ぼすんですか

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2011/7/14 19:53

界面活性剤がよくない、というお話
こんにちは。

化粧品を作る上でもっとも重要な成分のひとつである界面活性剤についての疑問との事で、拝見させて頂きました。

今の情報化時代、どこで・だれが・どういった情報を流しているか、がもっとも重要な問題で、結論としては皆さんが何を信じるかはご自身で判断されるしかありません。

これは膨大な人種の集まりである巨大国家アメリカでも重要な社会問題としてクローズアップされており、一例でいうところの「ダイエット商法問題」がこれにあたります。

つまり、皆さんもよくご存じの「メタボ症候群」という社会現象を引き金に商用題材とし、サプリメントや食品関連事業に関わる企業が以下のような商法に悪用利用、社会に蔓延してしまった事が社会問題となったわけです。

・危機感煽り商法
・エセ科学理論商法
・環境問題商法

昨今ではこれらを「悪徳商法」と定義し、社会問題として取り上げています。

そして、やはり「利益率の高い・効果が目に見えない」化粧品業界もご多分にもれず、防腐剤や界面活性剤・添加剤といった成分を取沙汰し、これを利用した悪徳商法まがいの情報操作と拡散がはびこっているのが現状です。
今はまた、個人の言論の自由・表現の自由を利用し、社会の抑制を受けないようズル賢い手段まで取り入れる企業や企業集団(ひどい例では、協会まで作る)がはびこり、特にインターネットやシステム販売系でひどい状況になっています。

こうした社会の現状を前に私達消費者が賢く生き抜くには、冷静な判断力と情報精査能力、つまり「情報を見極める目」を磨くしか方法はありません。

長文になりますし、界面活性剤といっても実は非常に広義で説明が難しいためにこちらでの書き込みでは言及致しませんが、基本原則として情報精査の参考にして頂ける点だけ少し触れておきます。

1.界面活性剤には安全なものとそうでないものとあるが、その悪影響のメカニズムは一様では表せず、様々な点がある事。
(生体浸透性・毒性・アレルギー性・発癌性など)

2.安全かどうかの基準は、合成であるか天然であるかとは全く無関係であり、いかに長くヒトと接してきて問題が起きなかったか、がもっとも正しい基準となり得る事。
(石油を含む化石燃料は天然の産物である事が、明確な論点)

3.医療利用され、生体内に導入される界面活性剤があり、これがもっとも安全性基準を見極めるヒントとなる事。

これら3点をキーワードとして、情報を網羅されると良いと思います。

最後にその際に注意を払うべき点は、常に情報ソースの正確さに留意をする事ですね。
欲しい情報に関する学会論文や専門誌・専門情報誌・書籍、そして大学の研究機関などが出しているデータソースがもっとも信憑性が高く、誘導・翻弄される事がないでしょう。
当然の事ですが、商品を販売しているメーカーが関わっている情報ソースは、操作されている可能性が最も高い事は言うまでもありません。

参考までに一例をあげておきます。
ユーザーの間でよく耳にする「化粧品毒性判定事典」ですが、これはメーカーの経営者が公式性を装って作成した独自本であり、自社商品擁護のための情報操作と偏りの集大成と思っておいて下さい。
もちろん、業界専門職の人間はこの本からデータを得る事は一切ありません。

ご質問の直接回答にはなりませんでしたが、今後色々とお調べになる一助になればと思います。

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