胃下垂とは
胃下垂とは、胃が正常な位置よりも伸びている状態です。
でも、全体がそのまま下に移動しているわけではなく、下だけが伸びている状態のことです。


わかりやすいえば、銭湯などでおばあさんを見かけた時、乳がダラッーと垂れ下がっていますよね？あの状態が胃で起きているんです。



胃下垂の原因は正常な人と比べもともと胃を支える筋肉が弱い、
ストレス、暴飲暴食、過労・・・など、人によってさまざまです。


↑などが原因で胃で消化しにくくなる→食べ物がどんどん溜まる→胃が下に伸びていく



そうなると『胃下垂』になります。



症状としては、痛みはほとんどなく、胃が少し張る、食後のむかつきなど・・・日常生活ではほとんど影響がないため、検査を受けない限り気づかない場合が多いです。

胃下垂がひどくなると、食欲不振や少量の食事で満腹感を感じるようになってしまいます。そうすると、消化するものが無いため、胃酸の出すぎで胃炎や胃潰瘍を引き起こします。


また、軽度の人で人よりも多く食べるが全く太らないのは、胃が人より大きいので胃に入る量が人より多いのですが、胃の消化機能や吸収機能が弱っているので、そのまま便として排出されたり、栄養分が摂取されないためです。



しかも、病院で検査をしても、よほどの重傷（胃炎や胃潰瘍になるレベル）ではない限り生活や健康にほとんど影響をあたえないので様子見という形をとる場合が多いようです。