好かれる性格に、「定義」はない
親戚に、どうしても好きになれない女性がいます。


彼女は、いつもニコニコしていて、人当たりが良く、自分の意見を主張することもありません。

「いつでも」そして「誰に対しても」です。

俗に言う、「八方美人」なんだと思います。



彼女は誰に対しても「耳ざわりの良い、優しい言葉」しか言わないから、わたしは彼女の優しい言葉を信じることができません。

彼女はいつでも笑顔を顔に貼り付けたように笑っているから、わたしは彼女の笑顔が本物かどうか、判断することができません。



・・・つまり、わたしには彼女の「真実」が見えないんです。

とてもじゃないですけど、そんな人とは親しくする気にはなれません。

怖くて。


でも、わたし以外の人の中には、彼女のことを「いつもニコニコしていて、素晴らしい女性だ」と思っている人もいるようです。




人間の性格というのは、「こんな人は誰からも好かれる」とか「こんな人は誰からも嫌われる」とか、そんな単純な物ではないと思いますよ。



たとえば・・・・・あなた様の頭の中に、あなた様の「好きな人」を複数思い浮かべてみてください。

次に、その人たちの「性格」を思い出してみてください・・・・・きっと、それぞれに違った性格をしていると思います。

まったく同じ性格の人なんて、誰ひとりとしていませんからね。


つまり、「（誰かに）好かれる性格」というのは、１種類だけではないのです。


それに、たとえ自分にとっては好ましいと思われる性格の人でも、自分以外の人には「イヤな人だな～」と思われているかもしれないですよね？



周りから好かれる性格に、「定義」はないと思いますよ。

けっきょくは、「真剣に」相手と向き合っていくことが大切なんじゃないでしょうか。

たとえ、どんな結果になったとしても。