現実問題・・・
こんにちは。

美容業界の現状も含め、昨今の就職事情の現実もコメントさせて頂きたく書かせて下さい。

まず、最初のご回答者の方が書かれていたように、ご質問者様の想像以上に都会の就職状況は厳しい状態です。。。

四大新卒でも、１０社程度まではまだまだ予行演習みたいなモノで

・・・２０社からようやく本腰
・・・３０社から希望外業種・職種に変更
・・・５０社から焦り

これが既に、一般的な就職活動です。
私も最初は信じ難かったのですが、現状を直視して唖然としました。
新卒でこの状況ですから、中途採用はなんらかの実績や技術・資格がないと、これよりもさらに厳しいのが事実です。

この現状を顕著にお書き下さったのが澄燐さまで、良いように読まれるのもアリですが、ひと昔前とはうって変わった裏面の現実も理解しておいて下さい。
一般ユーザーの方はあまりご存じでないのですが、つまり都会の大手ブランドカウンターでは、ＢＡさんに社員を使わない時代になったという事です。
今では、著名百貨店でもコスメカウンターにおられる８０％が契約社員・アルバイトで、正社員はごく一部です。

契約社員やアルバイトなどの臨時雇用と正社員の違いはすでにご承知だとは思いますが、私達使う側にとってもそれは目の前の報酬の問題ではない事だけ、お伝えしておきます。
（賞与・社会保険・雇用保険・有給休暇・休業補償などの福祉・各種手当金などなど）

最後に、ちょっと狙い目な美容部員のお仕事を紹介します。
それは、都会ではない地方の化粧品店の美容部員さんです。
昔はメーカーさんの出向も多かったのですが、今はそれもなくなりましたので、店舗の社員としての専属美容部員がおすすめです。

少し大きな規模の店舗さんになると、ブランド各社を扱っている店舗さんもあるので、色んなブランドの商品知識も得られますし、どの場合にどのブランドが良いかや、商品のお勉強をしっかりとする事でお客様によって、どのブランドが良いかといった幅の広いアドバイスができるようになり、実はやりがいがあります。

加えて大きなメリットは、基本的にブランドメーカーにとって店舗さんは「お客様」という点です。
そのため、メーカー各社は競争して店舗さんに対して色んな情報や知識を提供してくれますし、店舗から要望すればツールやお勉強の機会を無料で与えてくれます。
なにせ、店舗さんには売って欲しいわけですからね。
ブランドメーカーに対して上から目線になれるのは、ちょっといいでしょ？＾＾
メーカーの美容部員や派遣社員で、先輩や上司にエラソーに言われるより１００倍お得です(笑)

という事で、都会の正社員美容部員にある種のあこがれを抱かれるのは分かりますが、将来性ややりがい、そして都会の怖さ・現状を知ると、選択肢は他に移すのが良いと思います。

甘い言葉やお仕事には、くれぐれもご注意下さいね。