物によりますよ
ひと口に中国製と言っても大きく３パターンだと思います。

１．日本や欧米の大手化粧品メーカーの製造工場が中国にある
２．中国の化粧品メーカー
３．不正規流通品


まず１については、当然メーカーが販売エリアの基準にのっとった処方で製造され、厳しい検査を経たのち、正規の流通ルートに乗って販売されます。日本で売っているメイベリンなどはこのパターンですが、特に問題ありません。

２については、中国国内向け処方ですので、中国では普通に流通している商品。問題があるわけではありませんが、国によって化粧品に配合しても良い成分は異なるので、日本では化粧品に入れない成分が入っている可能性があります。
害のある物質を含むと言う意味でなく、日本では「薬品」や「医薬部外品」という分類に当たるものが入っているかもしれないという事です。
例えば、高濃度ハイドロキノンは日本では医師の処方がないと買えませんが、海外ではドラッグストアに並んでいます。こういう成分は効果も高いのですが、合わない場合はトラブルの原因になってしまいます。
ですので、中国に限らず海外で売られているものを買う場合は成分をきちんと見て良く分からない時には買わないという選択をする必要があるという事です。

国内に正規流通ルートのない商品の場合、それを売っているお店の仕入れ方は２パターン。
A.販売目的で大量輸入（仕入れ）
B.個人輸入

A.については、一定量以上同じ品目を輸入する場合は税関のチェックや検疫がきちんと行われるので、問題のある商品なら、その場で没収されてしまうので、流通している時点で特に問題なし。
B.については、通常の個人輸入と同じ扱いで一品目１万円以下ならチェックなし。
ということになります。


そして、３は完全にアウトのパターン。
ライセンスも何もなく、容器を本物に似せて作った商品で、中身については表示の通りの物が入っているかは全く不明。これは手を出してはいけません。
ネットであまりにも安く売られている物は疑った方がいいですね。しかもパッケージは本物そっくりに作られているので、実際には中国で作られていても「Made in Paris」などとなっている場合もありますから。


ダイソー化粧品がそれなりに売れていてユーザーもいるので、規格に適合していれば特に問題もなく、気持ちの問題だということではないでしょうか。