本当に「成分」にこだわるのであれば、ノンケミカルな視点から「合成界面活性剤」と「合成ポリマー」を含まないものが肌・毛髪にはやさしいです。

合成ポリマーはビニールを溶かしたようなもので、シリコンからも作られます。水をはじくので、ウォータープルーフ効果のあるケミカルなメイク用品などに使用されます。簡単に落ちないため、強いクレンジングを使うはめになり、まだ剥がれ落ちるべきではない角質層までもごっそり落とし、乾燥肌の原因となります。
クレンジングを使わなくて済ませたいなら、合成ポリマーを含まないメイク用品をそろえる必要があります。

ノンケミカルな、合成ポリマーを使わない化粧品でウォータープルーフ効果のあるものもありますが、それは「水をはじく力が強めなオイル（主にごま油など）」ではじいています。日焼け止めではこの方法が使われます。
しかし、マスカラではなかなか難しく、合成ポリマーなし・ウォータープルーフなしのマスカラは、パンダ目になったり落ちやすかったりで、いくら毛髪にやさしくても使い勝手が悪すぎてしまいますね・・・。

ですから、合成ポリマーを使いはするものの、お湯でするっと落ちるもので妥協するのが、マスカラの場合は一番いいのではないかと思います。
お湯でするっと落ちるものなら、石鹸洗顔でも済み、強いクレンジングを使う必要はないので、目の周りの肌を傷めずに済みます。

合成ポリマーを含まないマスカラも、ノンケミカルのメーカーではあることはありますが、やはり皮脂・汗に弱すぎて使い勝手が悪いです。
その中でも一番マシなのは、「サンコート」というブランドのマスカラです。ねっとり感があり、合成ポリマーを含まないものにしては、持ちは良いほうだと思います。

が、私個人の感想では、サンコートのほうでも落ちるのが気になります。私は、ファイバーウイッグのお湯でスルッと落ちるタイプで妥協しています。
参考資料及び参考URL：http://nonnonspring.blog98.fc2.com/