セラミド化粧水、教えてください
私は肌が薄く、保湿しても保湿してもすぐ乾燥してしまう困った肌ています。
先日、コスメブログを拝見していたら
肌の薄い人は細胞間脂質が足りないので、
セラミドによる保湿ケアが必須、と書かれていました。
でも、セラミドって…?
どの化粧水に含まれているのか、全然わかりません。
お勧めのセラミド化粧品のある方、教えてください!
先日、コスメブログを拝見していたら
肌の薄い人は細胞間脂質が足りないので、
セラミドによる保湿ケアが必須、と書かれていました。
でも、セラミドって…?
どの化粧水に含まれているのか、全然わかりません。
お勧めのセラミド化粧品のある方、教えてください!
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2011/12/12 16:18
『セラミド』をお肌に取り入れる
こんにちは。
セラミドをお肌に取り入れられたいとの事。
花王に限らず、これは皮膚科と美容業界で盛んに言われている事で、健康肌を取り戻す重要なキー成分と言われています。
そのため、様々な医療機関・大学の研究機関で、いかに細胞間脂質を補正するか研究がすすめられています。
もちろん、アトピーを改善する大切な物質として注目されている点も見逃せません。
そこで、スキンケアでいかにこれを補うかという事になります。
実はコレ、意外と難しいんですね。
まず成分名の特定から。
■○○セラミド○○
■○○スフィンゴ○○
■セレブロシド
※○○は、どんな文字でも良い。
これらは天然、もしくは基本骨格は天然とほぼ同じの合成セラミドです。
そして花王ですが、先の方がお書き下さったように、花王のセラミドは独自開発の合成セラミドで数種類あり、成分名称も独自の名前になっています。
書きだして間違いがあっては困るので、花王さんのHPなどで配合されているかどうかは確認できるかと思います。
手抜きで、申し訳ありません(苦笑)
次いで、合成の中でもいわゆる「疑似セラミド」と呼ばれ、アミノ酸から作られたセラミドと同様の効果が期待できる成分です。
■ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)
成分名は、これでほぼ網羅できるかと思います。
さて、問題は成分が特定できてもなぜ難しいか?、という点です。
実はセラミドというのは、配合量が多ければ多いほど、細胞間脂質としての働きに期待できます。
しかしながらここで難しいのは、その素材としての性質です。
セラミドの基本構造は、『脂質』というだけあって非常に水に溶けにくく、そのままの状態では水にほとんど溶解しません。
また、普通の油と異なり、界面活性剤を使ったとしてもなかなか溶解しにくいのが、セラミドの特性なんですね。
花王が独自の合成セラミドを開発したのもここに理由があり、高配合で化粧品に取り入れるため、溶けやすいセラミドを研究したというわけです。
という事で、化粧品に配合されているセラミドの効果を見極めるには、その「配合量」にカギがあります。
これらを考え合わせると、水に溶かすには限界がありますので、化粧水に配合されているケースは基本的に配合量があまり高くない、と考えるのが基本です。
(ただし、花王の場合は自社独自で溶けるようにしている可能性が高い。)
さらにもう一点は、馬由来の「セレブロシド」や植物由来の「ユズセラミド」「コメセラミド」です。
これらは、原料がセラミドそのものではなく、既に水や溶媒で抽出されていますので、配合量が原液レベルでないと効果は望めない、という点がデメリットです。
結論です。
セラミドを積極的にスキンケアに取り入れたい場合は、セラミド高配合が可能な乳液やクリームがおすすめ、という事になります。
もしくは、化粧水なら花王独自の技術を信頼するか、というところでしょうか。
えっと、最後に。
「じゃぁ、フ○フィ○ムの”ゲル”は、セラミドは少ないの?」
このご質問にはお答えできません(笑)
参考になれば幸いです。
こんにちは。
セラミドをお肌に取り入れられたいとの事。
花王に限らず、これは皮膚科と美容業界で盛んに言われている事で、健康肌を取り戻す重要なキー成分と言われています。
そのため、様々な医療機関・大学の研究機関で、いかに細胞間脂質を補正するか研究がすすめられています。
もちろん、アトピーを改善する大切な物質として注目されている点も見逃せません。
そこで、スキンケアでいかにこれを補うかという事になります。
実はコレ、意外と難しいんですね。
まず成分名の特定から。
■○○セラミド○○
■○○スフィンゴ○○
■セレブロシド
※○○は、どんな文字でも良い。
これらは天然、もしくは基本骨格は天然とほぼ同じの合成セラミドです。
そして花王ですが、先の方がお書き下さったように、花王のセラミドは独自開発の合成セラミドで数種類あり、成分名称も独自の名前になっています。
書きだして間違いがあっては困るので、花王さんのHPなどで配合されているかどうかは確認できるかと思います。
手抜きで、申し訳ありません(苦笑)
次いで、合成の中でもいわゆる「疑似セラミド」と呼ばれ、アミノ酸から作られたセラミドと同様の効果が期待できる成分です。
■ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)
成分名は、これでほぼ網羅できるかと思います。
さて、問題は成分が特定できてもなぜ難しいか?、という点です。
実はセラミドというのは、配合量が多ければ多いほど、細胞間脂質としての働きに期待できます。
しかしながらここで難しいのは、その素材としての性質です。
セラミドの基本構造は、『脂質』というだけあって非常に水に溶けにくく、そのままの状態では水にほとんど溶解しません。
また、普通の油と異なり、界面活性剤を使ったとしてもなかなか溶解しにくいのが、セラミドの特性なんですね。
花王が独自の合成セラミドを開発したのもここに理由があり、高配合で化粧品に取り入れるため、溶けやすいセラミドを研究したというわけです。
という事で、化粧品に配合されているセラミドの効果を見極めるには、その「配合量」にカギがあります。
これらを考え合わせると、水に溶かすには限界がありますので、化粧水に配合されているケースは基本的に配合量があまり高くない、と考えるのが基本です。
(ただし、花王の場合は自社独自で溶けるようにしている可能性が高い。)
さらにもう一点は、馬由来の「セレブロシド」や植物由来の「ユズセラミド」「コメセラミド」です。
これらは、原料がセラミドそのものではなく、既に水や溶媒で抽出されていますので、配合量が原液レベルでないと効果は望めない、という点がデメリットです。
結論です。
セラミドを積極的にスキンケアに取り入れたい場合は、セラミド高配合が可能な乳液やクリームがおすすめ、という事になります。
もしくは、化粧水なら花王独自の技術を信頼するか、というところでしょうか。
えっと、最後に。
「じゃぁ、フ○フィ○ムの”ゲル”は、セラミドは少ないの?」
このご質問にはお答えできません(笑)
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