ロッキー「あんなこといいな～～できたらいいな～」
ボン「なにそれ・・・演歌？」
ロッキー「Σ(￣ロ￣lll)ｶﾞｰﾝ！」
☆☆☆☆
（一方の田口家。田口家は今年は結婚ラッシュだ。美智子の結婚が済んだら次は陽子、幸代・・・と控えているのだ。それなのに息子である良が東京から帰ってこない。そんなに刑事がいいのだろうか）
お母さん「良ちゃん、昨日電話したのに全然でないなんて・・・何してるんやろうか・・ねえお父さん。お父さんからも何か言うてくれません？」
お父さん「好きにさせなさい」
（そんなお父さんはちゃぶ台のまえにでんと座って夕刊を読んでいる）
お母さん「そんな無責任な・・・だからあたしは刑事なんか嫌だったんです」
お父さん「もう良も子供じゃない。いい加減、甘やかすのもやめなさい」
お母さん「それとこれは・・・」
(その時だ。玄関の引き戸が開いて誰かが入ってきた。流行りのパーマネントヘアー、きつめの一重のの目、しっかりめのメイク、薄いベージュのスーツ、プラダのバック。美智子だ。ちなみに今好きなものはビートルズ。なかなか大阪に来ないのが目下の悩みなのだが）
美智子さん「ただいま～」
お母さん「あらおかえり」
美智子さん「ねえ良から電話は？」
お母さん「何もないわ」
美智子さん「あたしの結婚式なのに・・・忘れてるんじゃない、良ちゃん」
（プラダのバックを玄関に放りっぱなしにしたままの美智子さん）
お父さん「だらしのない、婚前の娘が」
美智子さん「あの子、くるの」
お母さん「さあ・・・良ちゃん次第じゃない？」
お父さん「どうでもいいんだがな、少しはお前もふたりっ子さんを見習え」
美智子さん「なにそれ・・・あんな子のどこがいいんだか」
（完全嫌われてますねふたりっ子。田口家がそんな状態だとは露知らずのふたりっ子&ボン）
ふたりっ子「くっしゅ！！」
ボン「大丈夫か？」
ふたりっ子「誰か噂してるのかな」
ボン「もう姉ちゃんの話やめようぜ、俺行かねえから」
ふたりっ子「でもさあ誰と結婚するかくらい教えてよ。それくらい知る権利くらいあるでしょうよ」
ボン「猿みたいなの。職場の同僚」
ふたりっ子「ふーーーん。ま、いいけど。あたし、ボン以外興味ないからそれくらいでいいよ」
ボン「ふたりっ子おおおおおお！！！」
ふたりっ子「わ、何！」
（ふたりっ子に抱き着くボン様）
ボン「さっきのもっかい言って！」
ふたりっ子「なんて言ったかな～？」
ボン「忘れたはないぞ？」
ふたりっ子「・・・ボン以外興味ないとかなんとか・・・・！！！」
ボン「・・・・！！！」
ボン「俺、姉ちゃんの結婚式の日に仕事入れてもらうようにするわ」
ふたりっ子「それいいね、ナイスアイディア！」
（田口家の人間になるにはそういう処世術もいるのか・・・？今回の予測変換のお題は「の」です。作者は「飲み屋」でした。皆さんの変換お待ちしてまーす☆彡）