78年メンバー全員「祝！60回！！」
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（あれは、弟の良が珍しく正月に実家の大阪に帰ってきたときだ。その時に初めてあの子を両親に紹介したのだ。それが今から2年ほど前の話だ）
ボン「もうじき、家やで、ふたりっ子」
ふたりっ子「お義姉さんたち、いるのに大丈夫かなあ・・・」
ボン「心配すんな、一泊したら帰るし、そのつもりだから！」
ボン「ただいまーー！」
（ふたりっ子は家の軒先に隠れている）
お母さん「あら良ちゃん、お帰り。寒かったでしょ」
お父さん「電車もこの雪じゃなかなか動かなかっただろう、なあ」
ふたりっ子「(大事にされてるなあ、ボンって・・）」
ボン「おい、ふたりっ子！隠れてないでさっさと入れって！」
お母さん「あら良ちゃん、あの方が電話で言ってた人？」
ボン「そ」
（ふたりっ子はボンが脱ぎ捨てた靴を揃えて家の中へ入る。家の中は大賑わいだ）
幸恵さん「あら、良ちゃん、おかえり。ガールフレンド？」
（その横では美智子さんとボンのすぐ上の姉のますみさんがいる）
ふたりっ子「は、はじめ・・ましてふたりっ子・・です」
（ど緊張して顔が真っ赤なふたりっ子）
お母さん「ふたりっ子さん、悪いけど今日お寿司取るのよ、来たら受け取ってくれない？」
ボン「かーちゃん！なんなんだよそれくらい！ねーちゃんにやらせたらいいじゃん！！」
ふたりっ子「あ・・はい、わかりました」
ボン「いいって、いいって。俺する。ふたりっ子、かーちゃんのいうことなんか気にしてくてもいいから、な」
（その時、ふたりっ子とボンのことを美智子さんが怖い顔でにらんでいるのをふたりっ子は気が付かなかった。今から思えばこのころから美智子さんはふたりっ子のことを気に食わなかったのかもしれない）
美智子さん「ねえ・・・なんなの、あの子」
ますみさん「良ちゃんの彼女？」
（美智子さんがますみさんに耳打ちする）
ますみさん「お姉ちゃんってワルだね、昔からそうだったけど」
美智子さん「それに乗るあんたもね。地味だしさあ、なんかオドオドしてるし、良もあの子のどこがいいんだか」
（ふたりっ子とボンの知らないところで悪だくみが始まっていく）
ふたりっ子「あれ？ない」
ボン「ん？どうした」
ふたりっ子「西村京太郎の本持ってきたんだけど・・・ないの」
ボン「よく探したか？」
ふたりっ子「1冊が赤い表紙で、もう1冊が緑のやつなの、ここの部屋とかあたしの旅行鞄とかきちんと入れといたのに・・・」
ボン「姉ちゃんだな！」
ふたりっ子「待って、ボン！！」
（今回は過去話です。修羅場っぽくなってきましたね笑さてはて今回の予測変換のお題は「と」です。作者は「トースター」でした。って言っても焼きあがった時にパンが出てくる昭和の家電ね。じゃあお待ちしております☆彡）