ふたりっ子「ボンの秋の味覚といえば？」
ボン「俺は・・白飯よ。なんにでも合うし。ふたりっ子は？」
ふたりっ子「芋栗南瓜」
ボン「女子だねえ」
☆☆☆☆
（アコ先輩が七曲署に戻ってきた。署にはふたりっ子とボン以外の面々がそろっている）
ボス「お、アコお疲れ。で、どうだった」
アコ先輩「ばっちりです、ボス」
山さん「どれどれ・・・馬子にも衣裳だなあ」
（山さんが目を細めて言う。横から長さんが覗き込む。目が赤い）
長さん「いい顔してるなあ、こいつら」
（山さんがハンカチを長さんに渡す）
長さん「すまん、山さん。しかし、ほんとにこういうことになるなんて・・」
殿下「へえ・・・奇麗に映ってるね、ふたりっ子」
ゴリさん「だよなあ、普段は・・・」
殿下「普段は、何？ゴリさん」
ゴリさん「え？あ、あーーーいや、普段「も」ふたりっ子は可愛いよ、殿下」
ロッキー「それ、田口先輩が聞いたら殺されますよ、ゴリさん」
ゴリさん「やめて！さっきのはなし！」
殿下「どうしよう、ねえロッキー」
ロッキー「そうですねえ、さっきのはふたりっ子さんと田口先輩に失礼ですよ？ねえボス」
ボス「あーーー、全くだぞ、ゴリ。さっきのお前の失言はカセットテープに吹き込んであるからな。明日、ボンとふたりっ子に聞かせて、せいぜい叱られることだ」
ゴリさん「ちょ！！！！なあああああ」
（そんな噂の種になっているとも知らないボンとふたりっ子）
ボン「なあ、どっかでお茶していかないか」
ふたりっ子「いいの？」
ボン「何遠慮してるんだよ、いいに決まってるじゃないか。行くぞ」
（早くも亭主関白風吹かせるボン）
ボン「好きなもん食え、ふたりっ子」
ふたりっ子「・・・ありがと」
ボン「ほら、本はもう置いといて」
（ボンから渡されたメニュー表を見ながら注文を決める。いま、未だにどっきどきしているふたりっ子。もう結婚式の招待状出したってのに。はあああ）
ふたりっ子「あたし、パンケーキとコーヒー」
ボン「そんだけでいいのかよ？もっと食えよ」
（いいえ、貴方といれるだけでお腹いっぱい）
ボン「じゃあ俺ハンバーグ定食にする。シェアしような」
（・・・・無理・・・もうちょっと・・・やがて二人が注文した料理が運ばれてきた）
ボン「最近、忙しかったからこうやって二人でなかなか食事とかできなかったよな」
ふたりっ子「・・・うん。ねえお義姉さんの結婚式、行かなくて本当によかったんだよね・・？」
ボン「いいんだよ。姉ちゃんのなんか。気にするな」
（お腹いっぱいです、いろんな意味で。さてはて今回の予測変換のお題は「は」です。「はったり」でした。そ、そんなはったりなんて・・・皆さんの変換お待ちしております☆彡）