私は41歳で子宮全摘しました。現在、あと数日で60歳を迎えます(笑

あなたの場合とは少し違うかもしれませんが、私の経過を書いておきますね。

高校生の頃から生理痛がひどくなり、経血に塊もみられるようになりました。
生理は3週間続き、１週間休み、なんて感じが１年のうち半分くらいだったように思います。
婦人科も受診せず、不自由な体で学校や会社を乗り切っていましたが、
２４歳で不正出血のようなものがあったので、婦人科を受診。
子宮内膜症と診断されました。
当時まだ治験段階のスプレキュアという点鼻薬を半年使い
生理を止め、次の半年は普通に過ごす、という治療を２.３回受けましたが、効果がみられなかったようで、次はリュープロレリンという注射で
月１で注射をし、生理を半年止め、その後の半年は普通に過ごすという
治療をしました。
これが24歳～3２歳くらいのあいだだったと思います。

生理が再開すると、ひどい出血で、外に出ることもできず、１週間会社を休んでしまったこともありました。
30歳頃、子宮筋腫も発見され手術を勧められましたが、病院と医師の対応がひどかったので、断りました。

とにかく生理になると、出血と大きな(手のひら程)の血塊が出るようになり、困り果てて、ある病院の婦人科に行くとやはり筋腫を取りましょう、と言われ、その医師は信頼できたので筋腫を取りました。36歳のときです。

その後、生理の周期がめちゃくちゃになり、ピルも使いましたが、再度リュープロレリンで生理を止める治療に。その後転居とともに転院し、38歳で、UAE(子宮動脈塞栓術)という手術(子宮に血液を送る動脈を塞ぐ手術）を受けましたが、もうその時には、その手術さえ効果がないほど、内膜症と子宮腺筋症が進んでいて、貧血で入院するほどになっていて、子宮を取るしかない、ということになりました。

結局41歳になった月に子宮を全摘しました。
骨盤内が凍結骨盤(とうけつこつばん・フローズン）という状態だった
そうです。

私は子どもはいませんが、高校生の頃から生理で苦労したり、その他
色々な事情があり、子どもを欲しいと思っていなかったので、特に
子宮を失くすことにこだわりはありませんでした。

レルミナは飲んだことがありません。私の頃にはまだ無かったお薬だと思います。
母親は子宮頸がんで子宮全摘をしていて生理で苦労してきた私を見てきたので何も意見は無いようでした。
夫も同じく生理のときの私の様子を見ていたので、全摘を決めてしまった
私に対して何も言いませんでした(言いたかったかもしれませんが･･･)
全摘をすることを知らせたのは、私の両親と夫、夫の姉だけです。
義両親には伝えませんでした(今でも知らないと思います)

執刀医とは絶大な信頼関係がありました。麻酔科の先生も手術の前日に
病室に来てくれて、きちんと説明もし、質問にも答えてくれました。
麻酔はできれば「硬膜外麻酔(こうまくがいますい)」をお願いすると
いいと思います。これは、術後、麻酔の入った350ｍｌくらいのペットボトルのようなものを首からぶら下げる生活になりますが(数日)、とてもよく
効く麻酔なので、術後楽に過ごせます。

退院まで術後10日程だったと思います。
運動(軽いラジオ体操や散歩)や自転車は、1ヶ月後からＯＫで、職場復帰は、事務と外回りだと
外回りは(車でしょうか？)あまり焦らない方が良いのでは、と思います。
その辺りのことも、主治医に相談すると良いと思います。そういうことも
ちゃんと答えてくれるはずです。

私は41歳だったので、通常の生活に戻るにはそれほど辛くなかったように思います。
入院のときの便利グッズは、売店に行く時お財布を入れたり買ったものをいれる小さめのバッグ、ウェットティッシュ、手鏡程度の大きさの鏡、筆記用具、退院時お化粧をするなら化粧品、退院時はウエストを締める服は着られないので、それに対応できる服、こんなものでしょうか？

入院前には病院から説明もありますから安心してください。
あと、「便利だった入院グッズ」等で検索すると諸先輩のアイデアが
たくさん出てきますよ。

手術して一番良かったのは、生理に振り回されたり支配されたりする生活が
終わって自由になったことです。
白いパンツも心配なく履けます。

「急激な太り、急に足が痛い、冷えるかと思ったら暑い、目が見えない特に天気の悪い夕方、傷の治りも遅い」
これは、きっとホルモンの影響ではないかと。先生に聞いてみてはいかがでしょうか？

長々と書いてしまいましたが、もし最後まで読んでいただけて、何かお役に立てましたら幸いです。