現実が見えてきます
何だか自分の人生の解説になってしまうかもしれませんがお許しくださいね。

私は中学生までは漫画家になりたかったです。周りからも絵がうまい！と言われていたし、漫画読むのが好きでしたので。
しかし高校生になって、自分よりも断然絵がうまい人に会いました。自分の能力は社会的に見たらかなり下の方なんだ、と実感し、諦めました。

高校生になって、大学をどこにするか考えたとき、まず勉強したいことって・・・
自分が好きな事が勉強できて将来それを活かせる仕事に就ける理系の学部を選びました。
実際、ほとんどの人が大学で学んだことを直接的には活かせない仕事に
就きます。私はそれが嫌だったので、専門的な資格が取れる学部に行きました。
学生時代のはじめはドラマでもよく取り上げられるいわゆる「表の世界」の仕事をしようと思っていました。しかし、実際理想を追いかけるのはどれだけ難しい事か実感しました。やっぱり一般的なイメージと現実は違うのです。


まず、一般的なその職業に対するイメージ。
たとえばお医者さんはすごく給料が高く、儲かるイメージがあると思いますが、急患でいきなりお仕事が増えたり、命を預かるという重大な仕事なのでプレッシャーも大きいです。
ただ簡単にお金が貰えるんではなく、それだけの責任はついてきます。
ドラマの中のお医者さんなんかはすごくかっこよく書かれてますが、現実はそうはいかないはず。治せない病気がたくさんあったり、複雑な人間関係で本来の仕事がうまくいかなかったり。
そういったことが後になって見えてくるのです。

次に大きいのが実際の生活の面。
ＴＶで取り上げられる人みたく、バリバリ仕事に熱中したら、プライベートな時間はなかなか確保できない。特に女だと結婚や子育て・・・それもしたいなら、家庭と両立できる仕事でないといけない。
ライセンス☆LOVEさんがどのようなイメージを社会に対して持っているかは分かりませんが、この時代でも、育休はそう簡単にとれるものではありません。制度としては存在しても実質不可能であったり、とれたとしても職場で嫌がられ、結果的に辞めざるを得なくなったりすることもあります。

ライセンス☆LOVEさんはまだ一人暮らしの経験はないですよね。私は大学から家を出て、一人で色々こなすことがすごく大変なんだと実感しました。

あまりここでは自分の職業について詳しく書くのは避けますが、以上のような理由から、私は当初考えていた職種をやめ、今は資格を活かせる枠で公務員として働いています。
公務員でもやりがいはありますし、べつに公務員＝ダメとは思いません。
ただ、他にやりたい仕事があるのも事実です。

要は生活の上で何を重視するか？ということです。
ある程度趣味の時間が欲しい、お金もちゃんと欲しいとなると、職種だけを優先しては仕事は決められません。
最近は仕事を選びすぎて仕事に就けない若者が多いみたいで、正直私はイライラします。どんな資格があっても、自分の好きな事だけを優先して仕事をするのはほぼ不可能です。
何かを犠牲にし、何かを優先しないと仕事は出来ません。

近年は自分の時間や将来の保証を考える若者が増えたため、公務員や大企業に人気が集中するのではないでしょうか？
分かりにくい話を長々とすみません。