ボギー「3月ったってまださみーーー！！ねえ、そこの女子！銭湯行こ！ねえ！」
☆☆☆☆
マミー「あたしって母親失格かしら・・」
（ふたりっ子が無言でマルボロライトの箱を差し出す）
マミー「いいの？」
ふたりっ子「いいじゃん。お母さんが家事手伝ってくれてんでしょ。田口さんは・・田口さん本人は協力的だった」
マミー「そうか・・ありがとう」
ふたりっ子「墓だって、粗末なもんだよ。あたしには骨壺さえくれなかったから義理のお父さんがそれは可哀そうだってんで遺影の写真をボスと相談して送ってくれた」
マミー「ふたりっ子ちゃん・・・」
（そのころボギー&ドック）
ボギー「さあ、そんな物騒なもん捨てるんだ１言っておくがな、お前の男はパスポート持ってもう成田へ搭乗手続きしてるところだぞ！お前をおいてな！」
女の子「う、嘘！あの人がそんなことするわけない！あたしは・・あたしは・・」
（引き金を引く指が震えている）
ボギー「そいつがつかまるのももう時間の問題だ！さあ、そいつを捨てろ！」
ドック「君、お店の昼休みにこの男に呼び出されてるよね？君の同僚の女の子が証言している」
女の子「だから、なんだっていうのよ・・」
ドック「そのアルミホイルの中身は時限性爆弾なんだ！どこへやったんだ！！」
女の子「・・・捨てた」
ボギー「どこへだ！！ええ！！？？貴様のせいでまた被害者が増えるのかもしれんのだぞ！」
女の子「・・・あたしのバックの中」
ドック「あ、山さん？矢追本町1丁目の自動車解体工場へ急いでください、俺たちもすぐ行きます」
（一方ラガーとジプシーは成田にいた。アナウンスが聞こえてくる）
ラガー「こんな人込みの中で見つけろったってムリですよ、ねえ原さん」
（ジプシーがお口チャックをする）
ジプシー「ラガー、あいつだ」
（ラガーが手許の写真と数メートル先の男を比べる。多少変装はしているものの、同じ人間だ）
ラガー「ボスに報告ですか」
ジプシー「いや、まだ早い。搭乗ゲートに乗ったところで声をかけよう」
（無言でうなずくラガー。日常とさして変わりない空港なのに、ラガー、ジプシーの周りだけ緊張感を醸していた）
ジプシー「失礼ですが」
（ジプシーが絶妙のタイミングで警察手帳を出す。男がジプシーの前から逃げだすと、ラガーが追いかけ、タックルをかます）
ラガー「疚しいことしてねえならなんで逃げた！署まできてもらうからな！」
（ラガー！お手柄！さてはて今日は「わ」です。「ワッパ」って・・どんだけじゃい。皆さんの変換お待ちしております☆彡）