やめられなくなり病気になります
わたしは吐いてダイエットすることをおぼえ、水分を多くとれば楽に吐けるという方法も習得し、吐いたら「すっきり～！」と思っていました。そう思っているうちは良かったですが、そのうちストレス解消のために超大食いして吐くようになり、ダイエット目的からストレス解消目的になりました。結局食べたものを全部吐けばいいや、という自分で食べた物に責任を取らない方法なので、癖になり、なかなかやめられなくなります。
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やめられないというのは本当に大変で、「吐くということは、次の過食の予約をするのと同じ」というのを数年前に本で読みましたが、一種麻薬のような作用もあるのか、本当にやめられなくなります。一日3食というきちんとした食生活が送れなくなり、食べることばかり考えるようになります。非常につらいです。

でも吐いてると常にリンパ腺部分が腫れるので顔がむくみます。だから吐くのをやめてしばらくした時に逆に「痩せた？」と聞かれました。

あと、いつも吐いていると頭が常にぼーっとして、仕事や勉強に支障が出ます。年をとると余計ぼーっとします。吐くときに脳にものすごい圧力がかかって脳に負担になるそうです。だから過食嘔吐の人は脳が委縮してしまうらしいです。結果物忘れが出てくるようになります。肌の老化も早まるそうで、すぐには出ませんが、年を取るとわかりますよ。

結局わたしは始めてから７年後に「これって病気なんだ」と知り、摂食障害専門の病院に行き、完全にやらなくなるまで７年かかりました。脳が健全な食生活を身に着けていない期間が14年もあったわけです。常に食べたい、吐きたい、という思いがあるのは本当に辛いですよ。デートで食事しても吐く場所探したりしてたし・・・

今は野菜を多めに一日3食、おやつもたべていますが、その時より5Kgやせています。毎日体重は計り、増えた日は多めに動いたりします。

あのダイエットの苦労は本当に何だったんだろうなあ、と思います。

でも、今でもストレスが溜まると過食したくなり、したら吐けばいいや、という気持ちも出てきます。
がまんして抑えていますが、一度覚えてしまったこの感覚は一生続くのかなと思っています。