典型的な「皮溝が乱れた肌」ですね。粉拭き肌です。
前回もお伝えした通りです。
皮膚の一番上の部分が「未完成な状態」であり、スキンケアアイテムが浸透していないのでパウダーであろうとリキッドであろうとファンデ自体が馴染んでいないのです。恐らくは適した化粧下地をつけても同じだと思いますよ。
　毎年成人式のメイクを十数人に施術していますが同じような肌の方がいます。
そのため念のために敏感肌用の乳液をコットンにタップリと「含ませて」お顔全体に馴染ませています。
そうすると1分ほどかければ乳液がコットンという媒体で浸透しさっぱりめの化粧水やクリームを手の温度でシッカリと浸透させることでリキッドファンデーションも綺麗に崩れにくく仕上げられます。
　できれば資生堂などの「肌のキメ測定」が出来る日本製品のカウンターへ。美容部員さんは即分かりますよ。
　そこで本来なら最初に化粧水を使いますが時短と極度の乾燥状態ともいえるので乳液（製品は問いません）をいきなりコットンでタップリと馴染ませるのです。
このような状態を「角層が乱れている」と言います。
肌の表面は実は細かい溝で敷き詰められているような状態なのですが質問者様は手でスキンケアをしている、あるいは適切な量や力でお手入れをしていません。
　実際30歳前後に多くあることです。何故かというと20代半ばくらいまではなんとなくお手入れしていてもそのままなんとなくファンデが乗るのです。
が、30歳前後を境に肌の表面の「角層」というものが厚くなるのです。それを角質重厚している、と言います。
私自身もちょうど29歳くらいに自慢だったツルツルの肌がいつしかパウダーファンデのノリが悪くなりました。
　肌診断するまでもない事で、さっぱりの化粧水をなんとなく手のひらでつけていました。
　当時地方都市のデパートの美容部員さんに「そりゃそうですよ」と言われてコットンの重要性、年齢で肌の表面が厚くなること、ファンデのノリが悪くなる事などを教わりました。
その後慌てて当時のこのタグ付けした製品で拭き取り、1本使い終わる頃には見事にファンデが綺麗に乗る様に。
重厚化するとニキビになる事も多いです。
早めにカウンターへ。
今は「ベネフィーク」や「HAKU」で同じような働きをする製品があります。