うーん
たぶんかなりひんしゅくを買うでしょうが、あえていいます。

お金があるから、名誉があるから、有名だからっていう物差しは違うと思いますね。お金があるからうまくいかなくなることは、確かにあるかもしれない。でもなくても上手くいかなくなるのほうが多いと思いますよ。どうです、自分の旦那がなけなしの金をどんどん浪費していったら？

トムの経済力も、名誉も、すべて基本は彼の努力のたまものですよ。有名人だからちやほやされる。そういう側面も確かにあるかもしれない。でも年がら年じゅうパパラッチに追いかけられ、映画の興行収入を気にし、自分の演技を磨き（といっても賞をもらったことはないですよね？）、どんなに行きたくないパーティーにも行き、ファンサービスに努め、常に完璧でいなければならない。相当きつい商売だと思いますよ。特に彼は礼儀正しく、良い人で有名。だけどかの有名なオプラとのインタビュー、あのときのハイテンションで、また変人扱い。宗教のことでもあーだこーだ言われ。家に帰って、彼が家族サービスが足りなかったんじゃないか、奥さんにもっと尽くすべきだった、幸せを手放さない努力をすべきだったって、うーん、外から見てるだけの私は言えないですね。夫婦のことは夫婦しかわからない。奥さんにもトムにもそれなりの理由はあると思う。そして子供が絡むから泥仕合、血みどろの戦いになるんです。アレック・ボールドウィンとキム・ベイシンガーを思いだしてみてください。確かに子供たちのために円満に分かれて冷静な対応をとれればいいですが、その前段階にどんな大変な問題があるかだって、外から見たらわかりえないですよね？なので、私は安易に他人の離婚を評価しないようにしてます。

有名人だから離婚するっていうのは、私の中ではありえないですね。ない物ねだりで、求めすぎっていうのもない。アメリカに数年でいいので暮らしてみてください。統計では2組に1組が離婚。もちろん離婚せずにもっと努力できたカップルもいるでしょう。でもね、女性に経済力があれば、大昔の日本の女性たちだって、離婚していた人、いーっぱいいると思いますよ。社会的にも離婚が受け入れられていて、経済的にも自立していたら、幸せじゃないのに婚姻関係を続けるのは無理だと思いますよ。

確かにトムにとってはこれが2度目の離婚ですから、彼には何らかの問題があるのかなと思われてしまいそうですが、問題のある人間なんてごろごろいます。まったく問題のない、欠点のない人なんていない。むしろ、彼は有名で経済力もあるからこそ、自分に合うパートナーを見つけるのが難しい。彼が進行している宗教をともにできる方を見つければ、もしかしたら違うのかもしれませんね、ジョン・トラボルタ夫妻のように。でも、何が本当にトム夫妻の間であったのかはわかりませんよ。

うーん、幸せね。難しい定義ですよ。愛する人が幸せと感じてくれるのが幸せですね。それに、おいしいものが食べられて幸せだし、家族が一応健康なのも幸せ。人並みでいられることほど幸せなことはないと思いますね。

なんかトム擁護に回ったような形ですが、トムがどうこうではなく、なんとなーくそんな考えにいたったので、力説してしまいました。

失礼いたしました。