個人輸入
まず、海外の製品について国内での販売方法は２種類あります。

正規輸入品は、海外メーカーが日本市場に正式に参入する方法として
日本支社をつくったり、代理店契約を結んだ会社経由で販売。
日本の薬事法をクリアできる商品のみの取り扱いだったり、日本処方
と言われる日本で販売するためのオリジナル配合になります。
ただし、代理店扱い商品については代理店が販売契約したお店では
販売する事ができます（マジックソープなどは色んなお店で買えます
よね）。
この場合は、商品代金に会社設立とか販売契約の時に必要な経費、
厚労省での検査のためにかかる費用（人件費も含む）、関税が
商品代金に上乗せされます。


もうひとつは並行輸入品。
輸入品を取り扱いたい会社やお店が、海外の仕入れ先を通じて輸入
する方法。
これについては昔の流通と同じで、メーカー→問屋→（二次問屋）→
・・・販売店→消費者という流れで中間業者の数だけ値段が上がります。



個人輸入は並行輸入の中間業者が無い状態。
海外の販売店から直接自分で購入取引します。
メリットとしては、価格が安い（中間業者や輸入販売の手続き費用
などが含まれない　円高の影響で更に安く購入できる）
デメリットとしては、
現地言語にしか対応していないお店もある
国際宅配の送料は高い（重い物を購入すると商品より送料が高い事も）
国や配送方法によっては手元に届くまで１０日～１ヶ月かかる
信頼できる支払方法を選択する必要がある
日本のようにサポートが親切な業者ばかりではない
薬事法に違反する商品を購入した場合、税関ではねられ別途手続きが
発生する場合がある
１品目（化粧品、日用品などおおまかなくくり）につき16000円以上
購入すると関税がかかる
といったところでしょうか。

サポート体制がしっかりしていて、日本人利用者も多いお店から購入
すれば配送面以外の不安は解消できると思います。

アメリカならiHerb、ヨーロッパならBeauty Centre Europe、German
Organic Beauty（日本語）、Orga Life（日本語）、IWF（日本語）
あたりでしょうかね。

アメリカの物は、完全なオーガニックからナチュラル系まで商品豊富。
完全オーガニックに拘るのであれば、翻訳サイトを併用して成分まで
きちんとチェックした方がいいです。
ヨーロッパの物は、ほぼ承認マーク付きですが、機関によって内容が
異なるので、こちらも成分のチェックは必要です（ヨーロッパは日本語
サイトが多いです）。
日本語のメールで問い合わせ可能なサイトなら、より安心だと思います。

iHerbの場合は、佐川急便国際便やヤマト国際便が選択できるのと、
アメリカからの便が多い関係で関東なら３日ほど、地方でも５日程度
で届きます。
ヨーロッパは国際郵便が多いので、１０日～１ヶ月のんびり待つ感じ。
ドイツポストは追跡機能がありますが、イギリスの郵便は追跡が
できないので、その辺りも選択基準になってくると思います。

あとは、レビューを読んでみたり、ブロガーさんをチェックしたり
して、より快適に個人輸入する情報を入手してみてください。

最後に、個人輸入目的で購入した商品をオークションなどで販売
するのは違法行為になります。
購入してみたけどお肌に合わないなどの理由でも転売しないように。