まずは笑顔じゃないですかね
お母様は特別なものを欲しがっておられるのではないと思うのです。
生き甲斐がないな…
そう聞くと娘さんが身構える気持ちはわかります。
延命治療しないで…とかね。
そりゃ、多感な娘さんが聞いたら複雑な気持ちになるでしょう。

何かしてあげないと。
そう思う気持ちはわかります。
私もかつて母にそういわれたことがありますから。

じゃ、母は何が欲しいのか。
なんでもないことなんです。
「子供たちが笑顔を見せてくれること」
それこそが親の生き甲斐だったりするんじゃないかな。

たとえばしほコさんが思い悩んでいたり、難しい顔をしていたり…が続くとお母様は心配されます。
心配するうちにだんだんと気持ちが落ち込んでくるのですよ。

忙しい日常、家事と仕事に明け暮れて。
思うように行かないこともたくさんあります。
いつだってお母様、ご自分のことを後回しにされているかも知れません。
余裕がない中で子供たちの心配をしているとね、
「私、何のために頑張ってるんだろう」
って思うんです。

だから、しほコさんがまず元気になってください。
お母様に笑顔を向けてあげましょう。
そして、お母様に感謝してください。
「家族のためにいつもありがとうね」
この気持ちが伝われば、お母様は嬉しいと思いますよ。

お誕生日にはお小遣いで何かプレゼントしてあげましょう。
しほコさんの得意なコスメでも、花の一輪でも。
高いものを買う必要はないのです。
感謝の気持ちとお祝いの気持ちが届いたら、それがお母様の生き甲斐になりますよ。

私は子供がいないので、子育ての苦労をいまひとつ理解できない部分もあります。
が、こんな私ですら仕事して、家事をして疲れてしまうときもありますよ。
お子さんがいたらもっとしんどいと思います。
それは私の想像をはるかに超えることでしょう。
だけど、笑顔のたえない子供がいて、その成長を見守ることが出来たなら、きっともっと、人生は有意義になると思うのです。

もちろんお父様にもね、笑顔でいてあげてください。
仕事の疲れも、家族を養う大変さも吹っ飛ぶと思います。