日本に限らずアジア圏は『白い』事が大事
そういう文化なのです。

日本の場合（歴史面は他の方のレスと同じなので失礼ながら省略させていただきます潮田七海さん、ありがとうございます。）、死語に近いですが、『深窓の令嬢』という言葉があります。　育ちの良いお嬢様は昼間、外に出て野良仕事なんてしないので、日に焼けることも無く白くてスベスベのお肌。。。。つまり、アジア圏の日焼け＝野良焼け（農作業による日焼け）を意味する為、歓迎されないのです。

欧米ではブロンズ肌が今も人気ですが、歴史は非常に浅く、シャネルがウェストミンスター公爵と交際していた時に初めて！上流階級の女性達の関心を集めたのが最初・・・と言われています。今も『モナコ焼け』という言葉があるくらいです。彼女達に『紫外線とか～害は気にならないの？』と聞くと、『平気よ、お手入れできる（経済力がある）から』という返事が普通に返ってくるそうです。

そうは言っても、ここ数年は多くの化粧品メーカーが美白モノに力を入れているのも事実です。10年前までは『日本人は美白物と言えば、喜んで大金を払う』と欧州の化粧品メーカーが笑いの種にしていた事もありましたが、逆に日本女性の方が老化（紫外線のダメージ）に対する正しい知識を持っているのだ・・・と言う現実を世界に突きつけた事も事実です。

お気持ちは解りますよ。（わたくしもアメリカ生活が長いので）ただただ白いだけだと不健康そうに見えて、チョッと気持ち悪い？部分もあります。
また、『美白』とは言っても、持って生まれた白さ（脇の下辺りの色が最も白いと言われています）が限界という部分も、理解しておくべきだと思います。ただ・・・コレを大声で言うのはいけません。。。。心の中にしまっておきましょう。

わたくしもかなり白い方です。秋冬はともかく、夏は肌を出す事が多いので、夫には嫌がられていますが、セルフタニングが必要です。自分で言うのもなんですが身体は本当に白いです・・・・でもあんまり嬉しくないです。あまり色白・・・に関しては口コミの度に書こうとは思いません。でも逆にメイク物は色白か否かが読む人にとって重要な判断基準になるので、必要であれば書きますが、それ以外は自分の中で重きをおいていない部分もあるため、あえて書かない事の方が多いかもしれません。

人種差別って哀しい事ですよね。
アメリカは欧州よりも『人種差別発言』に対して非常に敏感なのと、わたくしが住んでいる所はたくさんアジア人がいる部分もあり、幸いにも嫌な思いをした事はありませんが、人種ではなく『英語が話せるか話せないか…（要は移民）』に対する複雑な感情は存在します。

次回は『肌黒いね』ではなくて、『ブロンズっぽい感じで素敵』とか『ヘルシーな感じでセクシー』と言えば、かなり違った印象になると思います。

各国それぞれの美があり、日本は『白い』と『可愛い』が主流の国です。アメリカはプレイメイトかヴィクトリアズ・シークレット・モデル、もしくはアンジェリーナ・ジョリーが美しいとされています。セクシーじゃないとダメなんですって。。。。なーんか、色気過剰くさいんですが。
たしかブラジルはとにかく『尻』（汗）だそうですよ。。。。

それぞれに違った文化背景があるので、美の基準が違うのは当然ですよね。

でも・・・それもファッションと同じで、必ずしも全てを好きになる必要は無いと思えば、気持ちも楽になると思います。チョッと言い方を工夫すればよいだけです。