コスメ以外の質問です。

猫髭バロン

猫髭バロン さん

こんにちは。コスメ以外の質問ですが、よろしければ相談にのっていただけませんか。
今、すごく悩んでおりまして、自分の知恵だけでは解決できそうにないので、皆様の意見をお聞きしたいのです。誰もこのようなことを相談できる人がいないのと、他の質問サイトだと、内容的に少し、心のないレスをいただく可能性もありますので、こちらで相談させてください。


さて、本題ですが、私は今お付き合いしている方がいるのですが、その男性が私の従兄弟にあたるので私の両親から猛烈な批判を受けています。

両親がいう、体裁の問題や奇形児の可能性、また親族間の仲の問題も理解はできます。

ただ、私はそれ以上にその人のことが好きで、とても大切に思っております。その気持ちを、「異常だ」と両親に罵詈雑言を浴びせられ、笑われたのがとても辛く思われます。

いとこと付き合うことがどういうことかというのは、あらかじめ理解はしておりました。批判にさらされるのも覚悟はしていました。

私の気持ちとしては、私は愛おしく思う人が幸せになれる未来を望んでいます。それが、私と別れることになっても、私は笑って祝福したいと思うのです。
しかし、嬉しいことなのか、残念なことなのかはわかりませんが、彼は私を彼の妻として迎えたいと言ってくれています。私の気持ちとしては、できるならば結婚したいです。

しかし、今すぐと言うわけではなく、時がくれば、結婚したい旨を両家に伝えよう。きっちり話し合おうと言っていましたが、思った以上に風当たりが厳しく、少々参っております。

私の恋は、間違った…おかしいものですか。異常者ですか。激しい批判にあいすぎて、少し疲れてしまったのか、わからなくなってしまいました。
それでも、彼に電話するとほっとしますし、胸のあたりがほんわかとあったかくなりますし、やはり、好きなのだと思います。

みなさんにお聞きしたいのは、いとこの男性に生涯を捧げようとしているのはやはり変なのかどうかということ、そして、円満に解決できる道はないのかということ、そしてもし、円満に解決できない場合、両親にどのように接していけばいいのか、などお答えいただければ幸いです。

お叱りのお言葉でも、応援のお言葉でも、何でも、レスいただければ幸いです。皆様がいとこ婚に対してどのように思われているのか、お聞かせください。
皆様の心あるレスをお待ちしております。

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EUREKA

EUREKAさん

2012/9/19 12:10

近親婚について
こんにちは。

ご存知の通り、民法では3親等内の婚姻を禁止しています。いとこは4親等ですから、事実婚並びに法律婚が可能です。
しかし既出の通り、近親婚ですと遺伝病の子供が生まれる危険性が高くなります。

代表的なものには
・先天性聾唖の大部分
・先天性白皮症
・黒内障性痴呆
・真性小頭症
・色素性乾皮症
・先天性魚鱗症
・フェニールケトン尿症
・ウイルソン病
などがあり、他に600~700種類が知られています。

しかし、これらは劣性遺伝子上に組み込まれていますから、発現するためには劣性遺伝子がホモ接合する必要があります。植物学者のグレゴリー・メンデルが発見した通り、「AA」や「Aa」では発現せず、「aa」という組み合わせでのみ発症するわけですね。
私たちは一見正常に見えても、誰でも異常な劣性遺伝子を10個程度持っています。そして、互いに近親であればあるほど、異常な劣性遺伝子「a」を共有している確率が高いですから、「aa」という組み合わせになるホモ接合の可能性も高くなるわけです。

さて、異常な劣性遺伝子が発現する確率ですが、文献※によれば、
・重篤な先天異常…一般婚1.02% いとこ婚1.69%
・死産…一般婚1.48% いとこ婚1.64%
・先天性白皮症…一般婚0.0025% いとこ婚0.03%
・フェニールケトン尿症…一般婚0.007% いとこ婚0.06%
こういったデータがあります。

このデータをどう捉えるかは、2通りありますね。
危険度が約2倍から10数倍に上ると捉えるか、分母を1,000人とすれば両者ともほとんど変わりはないと捉えるか、です。
ダウン症や家系に先天性の患者がいるという場合を除き、着床前診断を行っても異常を発見することは不可能だから行う意味がない…と言われています。


私は、近親婚における問題は唯一、遺伝のみにあると考えています。

私たちが近親婚を忌み嫌うのも、種の保存という本能に基づいた嫌悪感を「良俗」という社会観が権威化したからだと言えますね。
国内・海外を問わず、皇族や王族・貴族は近親婚の歴史を持っていますが、その良俗よりも血統が優先された結果でしょう。
質問者様のご家庭は一般的な反応を示していると感じますが、それにしても、「体裁」や「親族」を重んじるにもかかわらず、血統を忌み嫌うというのは興味深い現象です。この矛盾を解決するために、「嫁」という制度が確立したのだ…とは言えないでしょうか?


※田中 克巳 結婚の遺伝学 講談社現代新書 1985

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