成分考慮なら・・・（つづき）
（つづきです）

肌は、大慌てで新しい細胞を作り、肌の上部（表面）へ押し上げなくてはならなくなります。大慌てで即席に作り上げた細胞は、未熟で弱く弾力がないため、見た目もキレイではなく、水分保持力が弱くスカスカの角質層しか作れないため乾燥状態です。また、大慌てで即席で細胞を作らなければならなかった為、きれいにキメがそろっておらず、毛穴の斜めの部分にも細胞が作られ、毛穴が「すり鉢状」になります。これが「毛穴が目立つ肌」です。そして、「弾力がない」細胞なので皮脂がこびりつきやすい。よって、このすり鉢状に開いた毛穴の部分に皮脂がこびりついて溜まり「角栓」となります。

角質を無理に取らなければ、肌はじっくり成熟したキレイな細胞を作り上げ、水分保持力のたっぷりある角質層を作り上げ、透明感も出ます。化粧水やコットンパックをしなくても、肌の水分保持力により「いつでも」透明感のある肌になります。毛穴も目立たなく、毛穴周辺の弾力もプルプルなので皮脂がこびりつきません。通常のやさしい洗顔でするっと汚れが落ち、溜まることがなく角栓とは無縁です。

成分考慮のことでしたら、私のブログにて載せてありますので、ご参照いただければ・・・と思います。こちらのページでは、Q&Aの質問形式で載せてありますので、どうぞ。→　http://nonnonspring.blog98.fc2.com/blog-category-28.html

さきほどの、「ノンケミカルなメーカー一覧」についても、私のブログに記載してあります。ここのQ23をご覧ください→http://nonnonspring.blog98.fc2.com/blog-category-32.html）


また、「無添加」という言葉にも注意です。無添加＝ノンケミカル、とは限りません。実は、無添加と名乗る商品でも「合成ポリマー」を使っていることもまれではないのです・・・。「合成ポリマー」の入ったものでも、「無添加」と呼べてしまうのです。それは、「国で決められた、“使ったら表示しなければならないと指定された成分”が添加されていない」という意味なので、その意味では、合成ポリマーは入っていてもオッケーな成分なんですね・・・。ですから、無添加をアピールしたメーカーも、よくよく成分表示を見てみると、合成ポリマーだらけのことがあります。

あとは、細かい話になりますが、合成界面活性剤・合成ポリマー以外で、角質をいためる成分もあります。その代表は「尿素」です。
私のブログでは「細胞賦活作用」と呼んでいて、ターンオーバーを無駄に早めてしまう“よけいなお世話”の成分を意味します。尿素は、足のかかとのようなゴワゴワしたレベルの角質を取るのには効果はありますが、顔の場合は使うべきではありません。最初は角質がとれるのでツルンとしてよい感じに思いますが、使い続けると、日々角質が取れていってしまうので・・・さきほどの説明のとおり、「大慌てで新しい細胞を作ろうとし、未熟でスカスカの細胞しかできず、乾燥肌へ・・・」となり、使い続けていると「最初はよかったと思ったのに、あれれ・・・？？？」となります。

このように、ノンケミカル（合成界面活性剤、合成ポリマーなし）であっても、とくに、尿素入りには注意してください。
「天使の美肌水」というシンプルな化粧水がありますが、せっかくシンプルなのがいいところなのに、残念ながら尿素が入っています・・・。