まずは、気になったところから
こんにちは。

私も、過去に同じような疑問を持ち、スキンケアの勉強を始めました。
「サリチル酸」から勉強を始めて、もうすぐ2年になります。

まるで海のように広く深い世界を、いったい何からどのように学んでいけばいいのか、考えれば考えるほど迷ってしまいますよね。
私たちアマチュアの立場や環境下で、資格試験に臨むような学習計画を立てるのは不可能だと思っています。

前述のとおり、私の勉強のきっかけはサリチル酸でした。
ある日、化粧品の広告でPRされていた「美白成分サリチル酸」という表現が目に留まり、サリチル酸って何だろう…と興味を覚えたのがきっかけです。
調べてみますと、ワラワラと情報が。

・柳の葉に含まれている
・そのまま飲むと胃穿孔を起こし腹膜炎の原因となる
・酸性を弱め胃を通過できるようにしたものがアスピリンである
・「サリチル酸誘導体」は、肌のターンオーバーを促進させ、メラニンを排出させる
・メラニン生成に関係するチロシナーゼを抑制する

「胃に穴が開くって、大丈夫なのか?」
「アスピリンって、鎮痛剤じゃないの?」
「誘導体?」
「ターンオーバーって何だろう?」
「チロシナーゼ?」

一つ調べると、その倍以上の疑問が新たに生じ、先に進めば進むほど疑問は膨大になり…
今でも止(とど)まるところを知りません。

ですが、学ぶ中で気付けたこともあります。
化粧品の世界は、まるで平野のように広いジグソーパズルに例えられること。
そして1つ1つの成分知識は、そのピースに相当すること。
ピースとピースは互いに関連があり、ある程度の大きさにまで組み立ててこそ、ようやく一部分の実体がぼんやりと浮かび上がること。

chiecoに参加させていただいて後は、さらに多くの勉強課題を与えていただき、ピースの本質は化学でありジグソーパズルの大きさはこの世界にも等しい、と思い知りました。
眠っていた高校時代の化学のテキストを引っ張り出したのも、その時期です。

そして、限りのない多種多様な情報の海から何をどんな基準で選別すべきか、偶然にもchiecoに投稿していらっしゃった1人のプロからアドバイスを受ける機会に恵まれました。
さらに、アマチュアの体を取っていながら、その実態は研究者ではないのか…?と確信(?)できるようなメンバーの方とも交流を持てました。
あるきっかけで、時には思想を語り合い、また知識を競い、有形無形のアドバイスや鞭撻を頂き、高め合っていけると感じたメンバーの方にも出会えました。
それが、私にとってのchiecoです。


もしアドバイスのようなものをさせていただくとするなら、
「自分が気になったことから勉強をしてみる」
という始め方もある、ということでしょうか。

ご質問の範囲から大きくずれてしまいましたこと、どうぞご容赦ください。