なんでもいいからひとつのことにうちこむこと。
まだ１７歳、１８歳でしょん。
全然焦らなくてもいいと思います。
あなたはまだ自己の形成期であって、「自分を変える」のではなくて、いま「自分をつくっている時期」ではないでしょうか。

由妃の意見は、あなたはいま、どんなことでもいいからひとつのことを一生懸命うちこむことが一番大切なことなのではないかと思います。進学されるのなら、勉強しないといけないかもしれませんが、たとえそうであったとしても、短い時間でもいいから、楽しいことに一生懸命になったらいいと思います。もちろん、それは学校のクラブ活動でなくてもいいです。帰宅部でもいいのです。

どうしてかというと、ひとつのことに一生懸命がんばったとしても、そのときにいろんな問題にぶつかり、その問題をひとつひとつのりこえていくなかで、能力と自信がつくからです。能力と自信がつくと、おのずと心に余裕がうまれ、人に対する接し方もかわるし、猫背も治るか、またはその猫背自体がステキに見えるようになると思います。

この世の森羅万象は全部つながっています。一見関係ないようにみえる事柄も、じつは全部つながっていて、ひとつのことに打ち込むことは、万事に打ち込むことにつながるからです。

なので、物事を断片的にバラバラの問題としてとらえるのではなくて、
あなたがいま一番やりたいこと楽しいこと（仕事や学業などの制約はありますが。）を一生懸命やるなかで、立ちふさがってくる問題と向かい合う中で、あなたが列挙された問題を一緒に解決していけばいいのではないでしょうか。

由妃はこの半年間、宝塚歌劇の娘役のメイクを勉強し、半月ほど前にファッションショーに出演してそこそこうまくいきました。仕事もしんどいし、お金もかかったし、すぐにはうまくいかないし、でも、それでも今から思えば一生懸命だったし、ほんとうにたのしかったです。

由妃の人生はまだまだ長いです。あなたは由妃よりさらに２０年以上長いです。どうせいやでも長い道のりであるならば、たのしくいきていくくせをつけましょう。