由妃もあなたと同じような立場です。
あなたの志はすばらしいと思います。ぜひ、見返してほしいと思います。

女装子の世界に生きる由妃にもとても強力なライバルちゃんがいますので、あなたの気持ちはよくわかるつもりです。

強力なライバルを目の前にして、どう立ち振る舞えば、由妃は由妃なりに、いくつかポイントがあると思っています。

まず、一つは、
どんなことでもいいから、ひとつだけでもいいから、ライバルに負けない専門性を身につけることだと思います。
学校の成績を上げることでもいいし、バイオリンを弾くとか、スポーツで成功するとかでもいいです。

由妃は、宝塚が好きなので、１２月のファッションショーで宝塚の娘役をこなして、ライバルちゃん（そのライバルちゃんは総合的には由妃よりはるかにキレイです。）から「すごかった！」と激賞させることができました。宝塚メイクは全く普通のメイクとは異なるからで、それに加えてシャンシャンをもってポーズをきめれば、相当な迫力があるがあるし、専門性が際だつと、目指すものが違うから比較がしにくくなるのです。

二つめに、男子の評価は一様ではないことを知るべきです。
何かにつけて男ってあまのじゃくな生き物だから、１０人いて、１０人全員が「ＢよりＡがいい」ということは、まずありません。
阪神がどんなに弱くても、巨人より阪神が好きという人は、関東ですら１０人中２人はいました。逆に関西では、１０人いたら、２人くらいは阪神より巨人が好きという人がいるものです。
女性の評価だともっと細かくわかれます。
ＡＫＢ４８より乃木坂４６がいいという人もいっぱいいるし、そういう人がいるからこそ、乃木坂４６だの、ＳＫＥだのいるわけです。

三つ目に、あなたの立場から見て、ひとりひとりの男子をどう評価するのかという問題があります。
男子の中でも、イケメン軍団の中で埋没しそうになりながらもきらりと光る魅力をもった存在がいるでしょう。

いかにもイケメンというところまではいかないが、よくよく見たら、じわじわ魅力がにじみ出る存在の男子とたくさん仲良くなって、お互いの思いを打ち明け合えば、恋に発展するしないにかかわらず、他の人から見て無視できない存在としてうかびあがってくるのではないでしょうか。

そうですねえ・・・・

思えば、中途半端な交友関係よりもちょっと距離のあるライバル関係にこそ、真の友情は芽生えるものです。

由妃は、あなたが気になる、その可愛い女子に、心の中で、しっかりとしたライバルをもって接したほうが、最終的にはいいお友達になれそうに思えてなりません。

「残念だ」などとつまらんことをいう男は無視して、可愛いその女子とも少し距離をおいて・・・高校生なんだから、少しクールなところも兼ね備えて気高く生きてみたらいかがでしょうか。

いずれにせよ、いまのあなたの悩みが・・・いずれあなたがオトナになったとき、自分のアイデンティティがいい方向で完成していくその記念すべき第一歩になったら、これほど、すばらしいことはないと思いますねん。