選ぶときはゆっくり、でもあと1年ですから急いで決めてください。
こんにちは、私も来年成人式です。
着物が好きで普段着から振袖まで20枚くらい持ってます。
ついこの間も、アンティーク着物店で振袖と襦袢とセットで購入を決めてきました。

私なら着物を借りるなんてとてもじゃないけれど怖くて出来ません。汚しても責任とれませんから。水溶性の汚れは特に落ちにくいので、絹の着物にしみを付けてしまったら、まず落ちないと考えて間違いないです。

振袖なら、通常気をつけなければいけない胸元、袂、裾に加えて、袖の下の方にも気を配らないといけません。

上記の理由で、貸すのも絶対に嫌です。

私もよくあるような派手で品のない振袖は着たくないので、選ぶのは大変でした。
私は振袖を何回も着ようと思っている上、袖の切れるものが良かったので選り好みしましたが、その甲斐あってサイズもちょうど良く、好みの振袖を見つけることが出来ました。

振袖を1度しか着るつもりがないのであれば、思い切って振袖は着ない方がいいかもしれません。

レンタルのものは、ペラペラで品のある柄も少なく、かかる費用のわりに質の悪いものがほとんどです。
デパートに入っている呉服店に見るだけ、と断って広げて見せてもらうと、生地の厚みがレンタルとは全く違うのがわかりますよ。

30歳までに何回も着ることを想定して、若々しくかわいらしい振袖を買うか、袖を切って長い間着られるような振袖を買うかのどちらかにすることをおすすめします。

赤色や濃い桃色など若いうちにしか着ることの出来ない色もありますから、そのような色のかわいらしい上品な振袖もいいものです。

袖を切って着ることを想定した、落ち着いた色味の振袖も、帯によって若々しい雰囲気を出すことはもちろん可能ですから、シックで上品な振袖姿になるでしょう。

淡い水色や淡い藤色、淡い桜色などの無地の紋入りの振袖を仕立てて、後々袖を切って着ることも出来ますよ。

また、私のようにアンティーク着物を扱っているお店で探すという手段もありますが、振袖という格の高い着物の場合、あまりに寸法が合わないもの(特に短過ぎるもの)はやめた方がいいです。
アンティーク着物から探すと、今では絶対に仕立てられないようなモダンで変わった反物から作った着物がたくさんありますから、それはそれで面白いですよ。安いですし、交渉も可能です。

レンタルの振袖を見るときも、見るだけです、と断っておけば大丈夫ですよ。嫌な思いをしたお店には行かない方がいいでしょうが……。
お店が暇そうな時なら、羽織ってみて帯や小物あわせまで「お遊び」で見せてくれるところもあります。

買うにしろ借りるにしろ、特に振袖は広げてみないと全体の雰囲気もわかりませんし、羽織ってみないと似合うか似合わないかもわかりませんから、お店が暇そうな時にお店の人と時間をかけて選んで下さい。

選ぶポイントは、柄行きが上品か、似合う色か、厚みのあるしっかりした生地か、自分が気に入ったかです。

着物は「色を纏う」感覚が洋服より強いので、ご自分のパーソナルカラーが分かれば、参考に出来ると思います。
重ね襟で顔写りが変わるとはよく言いますが、色の面積は圧倒的に着物の方が広いので、似合う色を選ばれた方がいいと思いますよ。
黄味がかった色が似合うのか青味がかった色が似合うのか、明るい色か暗い色か、澄んだクリアな色か濁ったダークな色か、柔らかい色か原色のような強い色かなど様々ですので、可能でしたら診断を受けられることをおすすめします。