その販売員の中では
「幹細胞が入っている」と「幹細胞に働きかける」
が混合していたのではないかと思います

LITSのサイトでは植物幹細胞として3種類の写真が掲載されています

・リンゴ果実培養細胞エキス
スイスリンゴの幹細胞を培養して得られたエキスで幹細胞の他に
キサンタンガム、グリセリン、レシチン、フェノキシエタノール、水
を含んでいます

・クリスマムマリチマムカルス培養液
・エリンギウムマリチムムカルス培養液
カルスとは未分化の状態の植物の細胞の塊です
これらの成分に幹細胞は含まれていません
幹細胞を培養するときに必要な栄養分や
幹細胞が「分泌した成分」です
糖類やミネラル、タンパク質などが含まれています

上記の成分は確かにヒトの幹細胞だけを培養して
直接振りかけるという実験では
細胞を活性化させるなどの報告がありますが
LITSのサイトにあるリバイバルリフトエッセンスの説明では※印の注釈で
どれも保湿としか書かれていません
サイトの真ん中あたり
「リバイバル共通成分の詳細はこちら」という
黒いバーの下（使用方法や成分の上）に薄い字で表記があります
http://www.lits.jp/product/revival-essence.html

LITSの商品に限らず
細胞レベルでいろいろ効果があるものでも
化粧品の説明では注釈として保湿と書くのが一般的です

ヒトの真皮幹細胞を活性化→繊維芽細胞→コラーゲンやエラスチン
という流れですが
たとえ真皮幹細胞に届いて
繊維芽細胞が作られたとしても
コラーゲンやエラスチンが上手く作られなければ
意味がないかなと思います