必要です
乳液は簡単に言うと水と油の混合液です。

水だけだと数時間も経てば完全に蒸発します。

化粧水は言うなればただの水です。
わざわざ高い物を使わなくても精製水で十分なくらい。

化粧水には肌にとどまる力は全くありません。

お風呂あがりにせっかくつけた化粧水も、それだけなら数時間後に全て蒸発しています。

なので、化粧水しかつけないなら何もつけてないのも同じ。

きっとまだかなりお若い方でいらっしゃると思います。
若い頃は何もしなくても水分を自力でとどめる力があります。
だから今は多分、いやむしろ何もつけなくても同じだけのうるおいが残ると思いますよ☆

しかし・・
化粧水は水で蒸発する。
クリームは油。
乳液は水と油を最新の技術で分離しないように加工してくれている物。

水にいきなり油を塗ろうとしても絶対になじみません。
水と油をつないでくれる物＝その二つの性質を持つ物。

コロッケを作る時に、小麦粉と卵とパン粉をつけます。
小麦粉とパン粉をつないでくれる卵をつけないとパン粉はバラバラと落ちてしまいますよね?
それと同じ。

メイク落としのオイルも顔に塗ってから一度少量の水で丁寧に乳化させてあげてからでないといきなり水で落とそうとしても時間がかかります。

二時間もすれば完全に蒸発してしまう水分だけの化粧水だけをつけるくらいなら、乳液だけつけたほうがずっと皮膚には良いです。
乳液なら水分も水分を蒸発させにくくする適度な油分も含まれてますので。

アルビオンさんのように洗顔後一番に肌を柔らかくする乳液を先に使うブランドもあります。
アルビオンさんは乳液→化粧水→美容液かクリーム
という順番らしいです。

乳液には油だけのクリームと違い、肌を柔らかくする機能もありますのでかなり重要だと思います。

肌を甘やかすというのは
10代と若く自分の力で潤いをキープする能力もまだまだあるのに
40代や50代の自分の力では潤いを作る力もキープする力もない人達ように作られた高価な物を使う事を大抵はいいます。

ニキビで一時期悩まれていた事もあり、油分にはかなり気を遣ってしまうのもわかります。
私の妹も高校時代までは可哀想なほど真っ赤になるくらい顔中にニキビが年中できていて悩んでいたからです。

だから乳液は使わない!と言い張っていました。
しかし、ニキビ肌用に色々研究されているブランドもあります。

妹の場合は資生堂のｄプログラムというラインを1からきちんと使い始めてからびっくりするくらいニキビもおさまり今は本人も納得するくらい綺麗になっています。

テレビでもやっているニキビ肌用の物も油分で蓋をしていますよね?
ニキビにこそ水分補給が大事です。
その水分はすぐに蒸発させてしまったらいけないです。

ニキビができたときはその箇所にだけ油分だけのクリームはつけないようにしたらいいのです。

水分に蓋をして蒸発しないように気をつけてあげられないなら
何もつけないほうがマシです。

年をとるごとに食べるものも変わってきますし、
思春期だけのニキビだったかもしれません。
便秘がちの人もニキビがひどかったりしますし
ストレスでも噴き出します。

一生付き合っていく自分の肌です。
せっかく綺麗になってきたとおっしゃっている今だからこそ
ニキビ肌に戻らないようにもっときちんとケアしてあげてください。

化粧品カンウンターでは機械で肌診断もしてくれます。
昔ニキビがひどかったので油分が苦手ですと一言添えれば
大抵のブランドでは肌の弱い人や悩み別に商品のラインが色々あります。

ベタベタするのが嫌なら使用感がさっぱりの物から始めてみてください。

ごく薄くでいいので塗って水分を蒸発させないベールで覆ってあげてください。

長い間妹が顔中のニキビで悩んでいたのをずっとみてきて、辛さがわかるだけについ長々と書いてしまいましたが、
30になった時に保湿しないままでいた結果の深いホウレイ線と、
乾燥しすぎてパウダーファンデがモロモロと粉をふいたように乗らない肌になってしまうまえに・・

せめて
化粧水と乳液、この基本の二つだけでも愛する肌のためにきちんと使ってあげてください。

なんどもいいます。
コップの中の水は晴れた日に外に干した洗濯物と同じように綺麗に蒸発します。

コップの水にいきなり油の塊のバターを塗ろうとしても絶対になじみません。

なのできちんと油よりも水分もちゃんと含んでいるのに軽く、
前につけた化粧水の蒸発を防いでくれる乳液は本当に重要です。