西洋化の影響ではないでしょうか？
アイコンタクトをしながら人はコミュニケーションをとるので
目が与える印象は意外に重要です。

二重のいいところは
・目がパッチリ→印象的
・化粧映えがする（簡単に綺麗になれる、という意味で）
・化粧だけでなく、土台がすでに印象的
です。
小学校の頃は全てのパーツに対して悪口を言う文化がありますよね。
でも子供は語彙がないので、分かりやすいパーツでしかからかえません。
だから
・目の大きい人→出目金、ギョロ目など
・めがね→メガネザル（ど定番）、がり勉
・体型→もやし、デブ、豚、ゴリラなど
など、わかりやす～い悪口になるのでしょう。
でも年を重ねるにつれ
セックスアピールを感じる部分や、異性の好みは変わりますので
印象に残りやすい目の大きさが羨まれるのだと
個人的には感じています。
また、芸能界の間でも「二重こそ美の条件！」と言うがごとく
目の切開や二重手術で「二重のパッチリ美男＆美女」を作っては売ります。
これはおそらく戦後の日本において、西洋化が進んだ過程で
「西洋っぽい美こそが正しい」というような文化が根付いたんだと思います。
逆に日本的な美を見直すようになったのは
1972年に山口小夜子さん（写真2枚参照）が
パリコレで奇跡的なパフォーマンスを繰り広げ
活躍が注目されたされた事がキッカケになったと思います。
（その後資生堂の顔となり、サヨコマネキンが世界中で人気に。）

tatu_tatuさんが一番知りたい一重の特徴は、２つあります。
１）肉が薄い、クールな目元（黒木メイサのような）
２）肉の厚い、腫れぼったい目元（イラスト参照）
私は（２）のボッテリ・目つき悪いYO!アイです。

両者にいえることは
・「キツい」「地味」「眠そう」という印象を与えかねないこと
・メイクをしても劇的に変化できないこと
・西洋的なメイクが横行する中、ノウハウの蓄積が無いこと
　（これが個人的には致命的です…）

美容雑誌を開いてみてください。
どのページを開いても、パッチリ二重の目元華やぎモデルでしょう？
時折チラッと、本当にチラッと一重の読者モデルが出るくらいで
メイクのHOW TO本でさえ「パッチリモデル」を使っています。
コレはもう誰が悪いとか、何が悪いとかではなく
社会一般の意識が「美人はパッチリ二重」となっているからだと思います。
食文化と同じ、西洋化の影響でしょう。

現代の「理想の目」である、大きなぱっちり二重のおめめを持つからこそ
tatu_tatuさんは、周りから「羨ましい！」と言われるんだと思いますよ。
ちなみに一重の目は
形成外科では「オリエンタル・アイズ」と呼ぶらしいんですが
正確な英語はあるのか微妙です。
さらに、「腫れぼったい目」という英語の表現もあるのかどうか分かりません。
幸い一重のアジアンビューティも、パリコレ等で活躍されており
世界的に見て一重には人権が無い！とまではいきませんが
日本では「なりたい目元」として君臨する日は当分来ないと思います（＾＾；）


tatu_tatuさんのように
自分とは違う美のあり方に興味を持って
いいところを指摘していただけると、一重で苦労している我々は
ちょっと救われた気がします。ありがとうございます！