思想すら反映する
こういうトピが立つという事は、
もはやファッションは単なるオシャレではないということです。
生きた動物の毛を着る人は、人によっては
「オシャレの為ならばなんでもする残酷な人」と見る人もいるということ。

いくら買える余裕があっても、買わないことはその人の思想ですらあるわけですね。
シャネルは、あえて「本物を越えるフェイク」で成功した人で、本物でなくても本物のデザイナーは成功すると言えます。

自分の服を否定されたというだけの視点で悲しむデザイナーはやはりあまり賞賛するほどの能力ではないといわれてもしょうがないのかな、と。

ただね、毛皮はいけないけれど、牛革のバックや靴は買わないですか？
お肉は毎日食べないのですか？
卵は？ミルクは？

人間は牛乳を採乳するために牛を妊娠させるんです。
人を含めたあらゆる哺乳類は妊娠して赤ちゃんに栄養を与えるためにミルクを出すようになるからです。
生まれた子牛は、メスならば採乳するために育てますが、オスはある程度まで育つと肉として殺します。
メスも乳が出なくなると殺されます。

自分が妊娠した時に人間はつくづく残酷なことをしていると思いましたよ。

毛皮はもちろん反対なんですが、その点で自分の矛盾に悩みます。