メイクの「方向」を意識してみる
私も基本的には「ライン」をメインにしたお化粧＝大人っぽい顔になりやすいと思います。例えば唇だけとってみても、グロスでぽってり仕上げた唇よりリップラインをきっちりとった唇のほうが、大人＆きちんとした顔に見えやすいです。

特にアイラインは最強のアイテムだと思います。お仕事メイクならリキッドアイラインできりっとさせるのも素敵だと思いますが、難しければジェルライナーやペンシルで丁寧にまつげ際を埋めるだけでも効果があると思います。

そのとき意識してほしいのが、メイクの「方向」。

アイラインは目尻側の斜め上へ向う気持ちで。口角はきりっと上げる気持ちで。チークもまるくぽわんと入れるのではなくこめかみにむかってシャープに頬骨を持ち上げる気持ちで。眉は骨格から離れない程度に眉山をしっかりと持ち上げる気持ちで。


つまり常に「斜め上へ」の方向を意識しながら入れてみるんです。そうすると不思議ときりっとした顔ができると思います。ただ、さじ加減を間違えると「気の強い顔」になるメイクなので（特に眉！）、自分に丁度良い範囲に気をつけながらやると良いです。


また、チークの色を可愛らしいピンク＆パール入りのものから、少し落ち着いたトーン（ただし自分の肌の色味にあわせた色系統を選ばないとくすむので注意して選ぶ）でパール少な目のものにチェンジするだけでも、大人っぽい雰囲気になると思います。肌がほんわり赤くて艶（＝パール）があるということは若さの象徴ですから、これを逆手にとるわけですね。それから私もシェーディングは重要だと思います。例えば黒木メイサさんの顔。20代前半だというのにあの大人っぽさは、中身がすごく聡明であることもさることながら、きりっとしてシャープな輪郭にもあると思います。


逆にデートの時にはこの応用で、目尻の重心を下げてたれ目メイクにする。ラインをきっちりとらずにぼかす、チークはまるく可愛くピンクで入れると、キュートな女の子キャラに変身です（木下優樹菜さんや梨花さんの顔をイメージしてみて）♪ちょっとしたことでがらっと変わるのがメイクの面白さ。よかったら実験してみてね！