初々しくも甘酸っぱい初恋の思い出は、いつまでも心に留めておきたいもの。そんな特別な想いが詰まった“ピンクのアイテム”をご紹介します。
一瞬で心奪われるダイヤモンドのパレットと、思わず触れたくなるようなピンクパープルのきらめき。KATEのアイシャドウを目元にのせればたちまち心は高鳴り、私に新しい刺激をくれる気がした。
この感覚はまるで、あなたとの出会いに似ている。
透明感ある発色で、肌に自然な彩りを灯すOSAJIのパウダーチーク。頬にそっと忍ばせれば、するすると上気顔に仕上がる。
ピンクカラーの色の名『想い』にふさわしく、ひとめぼれをしたあの時の想いは、混じり気のないこの澄んだピンクのよう。
チェリー、ラズベリー、ストロベリーが合わさった初恋のような甘い香りが心地よい、クラランスのリップオイル。
唇の水分量に合わせてネオンピンクの色が変化する様子は、不安と期待が入り交じる、不安定な恋心とリンクする。
少しでも距離を縮めることができたなら…。淡い期待を抱きながら、アディクションのポリッシュでペールピンクに染め上げる。
緊張で会話が途切れたとしても大丈夫。手元に視線を移せば、指先の純真なピンクが、そのままでいいのだとそっと背中を押してくれる。
時に淡く儚く、それでも真っ直ぐなピンクのアイテムに包まれたなら、初めての恋もきっと前向きになれる気がする。
好きな人に出会った瞬間のときめき、相手の気持ちを考えあぐねる日々。色んな想いがあるけれど、大事なのはその恋がうまくいくか否かの結果ではなく、『どこまで自分が自分らしく向き合えたか』なのだろう。
撮影/甲斐寛代・文/ARISA SATO